©2003 The Louis Kahn Project, Inc.
『マイ・アーキテクト ルイス・カーンを探して』(アメリカ/2003)
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東京や大阪で公開されていた時より,建築やデザイン方面のblogによく取り上げられていたという一風かわった作品である.この映画が名古屋で公開されていることを知ったのが,シネマで人生勉強:マイ・アーキテクト ルイス・カーンを探して の記事を拝見した時で,その日が公開最終日だった.”地団駄を踏む”というのはこういう時を言うのであろう.しかし,幸運にもアンコール上映されることになったという情報をいただいた.この映画を見逃した人々から劇場(名古屋シネマテーク)へ問合せが多数寄せられたようである.今回は見逃す訳にはいかない,とこの週末に出掛けた.
現代建築の巨匠の一人であるルイス・I・カーンの足跡を,彼の死後30年経て,その息子であるナサニエル・カーンが父親の残した建築を辿る形で追ったドキュメンタリー.というのがこの映画のあらすじ.ただし,ここには一方の軸だけしか書かれていない.これだけであれば,ディスカバリー・チャンネルで放映していても違和感のないストーリーである.
この映画にはもう一つの軸がある.
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