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:: 自転車から眺める路上
┏ Bicycle 自転車
自転車に乗って路面を眺める.ただそれだけのことである.おおよそどこの路上でも眼前には,鋭気のない,それでいて妙にべっとりとしたアスファルトが河のように広がっているだけなのだから.しかし,ある時,それだけでないことに気付く.
たとえば,道路補修の痕跡.それはほとんどの場合,にわかに気づかないように巧妙に処理されている.しかし,中には,余程急いでいただろうか,まるで子供の粘土細工のように荒っぽく,アスファルトが飴のように重ねられているところもある.そうした段差を乗り越えるときには,振動が自転車を貫く.それは衝撃波のようにハンドルに取り付く腕に伝わってくる.巧妙に処理されたところでも,後から切り取られた部分は隠せない.丸みを帯びた振動が貫く.
たとえば,アスファルトの表面の質感.コールタールの匂いがしそうな新舗装の路面では,まるで絹の上を走ってるように滑らか.一方,表面が風雨によって削られ,小石がその形を現わし,ザラザラになったところもある.アスファルトの質感はタイヤからハンドルに一瞬の遅れもなく伝えられる.まるで路面を手で撫ぜるように表面を感じる.うだるように熱い夏の日には,陽炎が立ち昇る.熱いきれの中を突っ切って置き去りにする.
たとえば,路上に放って置かれたもの.大小さまざまな小石や砂利.そしてゴミ.轍のように模様描くものや,無秩序に放りだされたもの.それらはさまざまに散在している.車輪が路上に置かれた小石のひとつを踏む.小石は鋭利な形のままに横にはじき飛ばされ,何かにあたって乾いた音をたて,地面におちる.そしてその場所で何事もなかったようにただ存在を継続する.
たとえば,道端の草や花.路肩のアフファルトの隙間に雑草が茂っている.誰からも振り向かれないかわりに,誰にも鬱陶しがられない忘却の茂み.それは乱雑に,自由に茂っている.花もそう.春には菜の花,夏には朝顔やひまわり,秋にはコスモス.誰にも従わず,誰にも催促されずに,ひっそりとではあるが確実に咲き乱れる.通り過ぎる自転車が運んでくる風に葉をわずかに揺らしながら,ただ黙って路上にある.
たとえば,通学の記憶.それは幼い頃の記憶.学校が終わった昼下がり,いつもの道をとぼとぼと歩いて帰る.それは日々往復する道.いつもの路上,いつも見下ろす路面.いつもの田んぼ.いつもの畑.いつもの段差.いつもの窪み.いつもの小石.いつもの段差.いつもの草.いつもの水たまり.いつものアスファルト.いつもの空き缶.いつもの風景.それらはすべて路上に刻まれた記憶.
この瞬間,自転車の上から眺めているこの路上.この道に寄り添うように住みついた人々にとってはいつもそこにある路面なのだろう.誰からも気にされることもなく,ただそこにそっと存在する.それはどこにでもあるようでいて,唯一ここにしかない路面.いつかどこかで通ったことのある路面のようであるのだけれど,どこかが決定的に異なる.
ふと我に返ると,目の前には,どこに続いているのかわからない,しかしどこにでも続いている路上がある.その遥か彼方に向かって無意識にペダルを回す.移動することのみを目的として,ただ移動する.どこに辿り着こうというのか.どこかに辿り着けるのかすらわからない.ただ,じっと路面を見つめ,車輪がたてる音に耳を澄まし,ハンドルから伝達されてくる振動を感じていると,それが過去の記憶へと続いているということに気付いて呆然とするのである.
:: 自転車から眺める路上(プロローグ)
┏ Bicycle 自転車
:: 雪の日,自転車は路上を駆け回り,猫はこたつで丸くなる | riding on the snow
┏ Bicycle 自転車
この日の朝も天気予報には,雪のマークが出ていました.どうせまたガセネタで雨が降るのだろうと仕事にはクルマで出掛けました.
それが珍しく予報があたって,雪が正午少し前から降りはじめ,昼飯を食べるために一旦自宅に戻るときには結構な勢いで降っていました.昼飯を食べている間も勢いは弱まるばかりか増すばかり.あっというまに一面が真っ白に.
午後から会社に戻るのには,自転車の登場です.クルマで出掛ければ帰ってこられるかもわからなくなるし,おそるおそる運転するのも疲れます.まあ,というのは方便でただ自転車で雪道を走りたい一心なのですが.
雪中ライドは二年前(記事はここやここ)以来.すっかり忘れてしまったのですが,それなりの格好で出掛けます.といっても,いつもとあまり変わりませんが.
自宅を出て走り始めると,雪の中を自転車が走るのがそれほど珍しいのか,「自転車,自転車だよ」と言われているのを耳にします.まるでサーカスにでも出演しているような気持ちになります.そんなに珍しいのでしょうかね.一度自分でやってみるとわかると思いますが,雪の上を自転車で走るのは意外にどうもないです.もちろん,急ブレーキや車体を傾け過ぎると滑りますが,普通にまっすぐと走る分にはそれほど滑ることもなく走れます.今回のようにロード用のタイヤ(W25)のままでもへっちゃらです.
ひとつだけ失敗したのは(前回でも同じことをしてたようですが),SPDシューズで出掛けたことです.SPDでペダルに固定して雪の上を走るのは危ないということでフラットペダル側を使ったまではよかったのですが,途中途中足を着くので靴底のクリートの穴から雪が入ってきて,最後には中がベチョベチョに濡れてしまいました.
それにしても雪がどんどん降ってくる中,あまりにも楽しみ過ぎたようで会社には随分遅れて到着となったのでした.
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:: モンベル | サイクリングライニングパンツ
┏ Bicycle 自転車
先の記事 通勤ライドの朝と夜,どっちが寒い? では,
そこで,いきおい,フリーライドパンツで出かけて行くのです.
と書いたのですが,この フリーライドパンツ というのはモンベル製(れっきとした日本のメーカー)のパンツで,インナーパンツとして夏用のレーパンを履いた上にこれ一枚といういでたちでここ数年の冬を凌いでいました.足は上半身ほど寒さを感じないのでなんとかこれでも我慢できていたのですが,さすがに今年の寒さには勝てず,とうとう新たな秘密兵器を投入しました.
それは,これもモンベル製のサイクリングライニングパンツです.なぜかドラエモンの手になってますが,上の写真がそれです(カメラ担当は隊長).値段はフリーライドパンツより2,000円ばかり高くなりますが,その分暖かいです.その特徴は,なんといっても,”ライニング”というその名の通り裏地があること.フリーライドパンツはウインドブレーカーのような厚手の化繊の生地一枚だけなので履くときに若干冷たさを感じますが,このサイクリングライニングパンツには,フリースのような肌触りの裏地(ライニング)がついていて履くときも冷たくないどころか,暖かさすら感じます.表の生地がフリーライドパンツに比べると若干薄めですが,裏地がある分,保温性能は確実に上がっています.
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:: 通勤ライドの朝と夜,どっちが寒い?
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暦を見ると,寒さもやっと最終コーナーを曲がってバックストレッチに差し掛かったといったところなのでしょうが,まだまだ寒さ厳しい日々が続いています.
といっても,通勤ライダーとしてはそんな寒さに負けてはおられず,「今日は寒かった」とか「今夜はそれほどでもなかったな」と相変わらず”寒い寒い”と言いながらも,寒風吹きすさぶ中にエイヤッとばかりに,飛び出していきます.
そんな朝夕の通勤ですが,朝と夜,どちらがより寒いかわかりますか?
住んでいる場所や時間,天候によっても違ってくると思うので,前提条件をあげてみます.場所は愛知県三河地方の比較的海に近いところ,時間はというと,朝は7:00頃,夜は21:00頃といった感じです.この場合,朝・夜のどちらが寒いでしょうか?
早速ですが,答えは,夜です.なんとなくまだ温まっていない朝のほうが寒いように感じるかもしれませんね.実際の気温も,ここ最近は朝が3〜5度Cなのに対し,夜は5〜8度Cと朝の方が寒いです.でも体感としては夜の方が寒さを感じるのです.
なぜかと考えるに,夜は地上の大気の温度分布からなのでしょうが,朝方に比べて風が出てくることが体感温度を下げてるのではと思います.それから,太陽が出ていないという視覚的なものも影響があるかもしれません.とにかく,走りきったあと(朝なら会社,夜なら自宅ということになります)の体の凍え具合は,夜のほうに軍配があがるのです.
追記:もうひとつ理由を思いつきました.通常自転車に乗れば,その運動量だけで体が温まってきますが,夜は暗いので朝よりスピードを出しません.それによる体内での発熱量の減少が寒さを感じる要素のひとつです.
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:: "bicycle"や"自転車"にまつわる言葉
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どこへ行くにも自転車で・・・ で見つけたこんな言葉からはじまりました.
Life is like riding a bicycle. To keep your balance you must keep moving. - Albert Einstein
(人生とは自転車に乗るようなもの.バランスを保つためには,動きつづけなければいけない.- アルバート・アインシュタイン)
相対性理論で有名なかのアインシュタイン(1879-1955)の言葉だそうです.人生とは・・・ですか.バランス感覚のあった人だという印象はないのですが,物事の真理を解き明かそうとした彼にとっては,動き続けることこそ,それに近づける道だったのかもしれません.そう言えば,アインシュタインは自転車に乗ってる写真も有名です.相対性理論にまつわる話として,アインシュタインはこんな言葉も残しています.
I thought of that while riding my bicycle. - Albert Einstein
(自転車に乗りながら考えていたんだ.- アルバート・アインシュタイン)
最初にあげたアインシュタインの言葉と全く同じ出だしで始まる言葉を残した人が他にもいます.その人とは,アメリカの政治家 クラウド・ペッパー(1900-1989)です.
Life is like riding a bicycle. You don’t fall off unless you stop pedaling. - Claude Pepper
(人生とは自転車に乗るようなもの.ペダルを回すのを止めなければ,落ちることはない.- クラウド・ペッパー)
言い回しは少し違いますが,アインシュタインのと同じような意味合いですね.日本には以前紹介した”自転車操業”という言葉がありますが,自転車の特性を表現してるという意味では二人の言葉に似ていますが,いかんせん,いい意味合いでないのが残念です.
二人の言葉では自転車は人生を語る際のモチーフでしたが,ここでもう一人,自転車にまつわる言葉を残した人を紹介しましょう.それはイギリスの作家 H.G.ウエルズ(1866-1946).
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:: 「自転車道建設、国が本腰 全国100カ所」って,本当?
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昨年末に,自転車ライフ という記事で「警察庁が年度内にも自転車運転のマナーなどを定めた「交通の方法に関する教則」(国家公安委員会告示)を改正する」というニュースについて書きましたが,新年早々,asahi.com:自転車道建設、国が本腰 全国100カ所 というニュースが自転車界隈を賑わせています.以下に引用してみます.
歩道を走る自転車が歩行者とぶつかる事故の急増を受け、国土交通省と警察庁は08年から、自転車道など国による自転車通行ゾーンの本格整備に乗り出す。これまで地方自治体が中心に整備してきたが、道路の総延長120万キロのうち自転車専用は2500キロにとどまる。このため、全国で10都市程度を選び、地域ごとに「自転車道ネットワーク」を造るなどして10年間で1万キロ程度を整備する考えだ。
今後2年間は、東京都江東区、仙台、名古屋、岡山、高松、大分各市など全国100地区をモデル地区に指定。300億円を投じて約200キロを整備する。
(中略)
全国では、06年の自転車と歩行者の衝突事故は2767件。この10年で4.8倍に増え、死亡事故も起きている。道路交通法は、「自転車は原則として車道を走らねばならない」と定めるが、自転車道が未整備だったことも、歩道走行を黙認・助長してきた。
事故防止を狙う警察庁は昨年6月、道交法を改正。今年6月までに自転車の通行区分を明確にする。自転車道の整備もこの流れを受けた施策だ。
いつも拝見しているtnkさんも wigglin' bloggin': 「自転車道路建設、国が本腰 全国100カ所」に思う という記事をニュースが配信されたその日にupされています.tnkさんも書かれていますが,具体的な動きは大歓迎です.やり方は注視していく必要がありますが(例の車道走行禁止騒動で失った信頼はそう簡単には戻らない),口だけではないということがわかっただけでも評価できます.
それ以上に評価したいのは,自転車ライフ では「道路や関連インフラを敷設する国土交通省や地方自治体とも全く連携が取れていないのも気がかりなところです」と書いたのですが,上の記事によると,今回の施策では国土交通省と警察庁は連携して動くと書かれていることです.警察庁だけがいくら法律を作っても,道路環境がそうならなければ意味がありませんので,実際に道路を作る組織である国土交通省や地方自治体の協力が絶対不可欠なのです.
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:: 自転車に乗り,風を感じるということ
┏ Bicycle 自転車
「自転車の良さは?」という問いに対し,「風を感じられるから」という答えをよく耳にします.そうでなくても,自転車のメリットを語るときにこういう表現をよく聞きます.多くの人にとってはイメージが浮かび易いのでよく使われるのもわかります.ただ,自分にとっては,その「風を感じる」というのは格別実感が湧く表現ではなかったのと,なんだか頭の中のイメージだけでイージーに語ってるように感じて今まで使ったことがなかったのです.
遅れ馳せながら,ひょんなことからそれを実感したので(って遅いやんって突っ込みはなしの方向で),「自転車で風を感じる」ということに言及してみたいのです.
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:: 自転車ライフ
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冬将軍という方が尋ねてこられた様子.あんまり面識はないのですが,比較的な温暖なこの地方でも昨日,大晦日の今日と強風が吹き荒れています.ということで,昨日は久しぶりに強風吹きすさぶ半島を走って来ました.
さて,冬休みに入ってテレビを見る機会が増えました.というのも,NHK(特にNHK-BS)で今年放映された番組をアーカイブ的にこれでもかと連続して放映しているからです.それもスポーツや旅関係のものが多いので目が離せません.嬉しい悲鳴です.
そんな流れなのでしょうか,自転車を取り上げた番組も何本か放映されていました.中でも俳優二人組みが東京から盛岡までツーリングに行く道中記や自転車社会についてのシンポジウムが放映されていて,思わず釘付けになってしまいました.これだからザッピングはやめられません.今までNHKでは(民放地上波ではもっとですが)ロードレースやスプリント世界選手権などのスポーツ以外で自転車にまつわる番組をあまり観た事がなったのでとてもワクワクしました.
話は変わりますが,先日,自転車関連のニュースが流れました.
自転車運転のルールづくりを進めていた警察庁の有識者懇談会(座長・吉田章筑波大教授)は27日、走行中の携帯電話、ヘッドホンステレオの使用禁止、保護者が幼児を乗せる際はヘルメット着用を義務付けることなどを盛り込んだ報告書をまとめた。
報告を受け、警察庁は年度内にも自転車運転のマナーなどを定めた「交通の方法に関する教則」(国家公安委員会告示)を改正する方針。
有識者懇談会は、改正道交法で車道通行が原則とされる自転車の歩道通行が一部認められたことを受け検討に着手。報告書では「自転車は車両であり、車道通行が原則であることを教則で明示した上で、車道などの通行方法や歩道を通行できるケースを規定すべきだ」と指摘した。
運転中に禁止、注意すべき事項として、携帯電話やヘッドホンステレオ使用のほか、歩道でむやみにベルを鳴らさないことや、雨天の場合は傘ではなく、雨がっぱを着用することなどを挙げた。
自転車が歩道通行できるのは、道路工事や駐車車両などのため車道通行が困難な場合のほか、自動車の交通量が多く、接触の危険がある場合とした。
その上で、歩道では徐行し、警察官の指示があったり、歩行者の安全を損なう恐れがある場合は、自転車を押して歩くなどとした。
携帯、ヘッドホンは禁止 自転車の運転で新ルール - MSN産経ニュース
というものでした.有識者懇談会ですか.まだこんなことをやっていたのかという思いが半分あるのですが,内容は至って真っ当です.問題は,警察庁がこれをどう活かすかということです.前回の道交法改正の時の前科もあるだけに,展開は見守っていく必要があります.提言をそのまま素直に受け取って,対策に繋げられることを希望したいです.それから,道路や関連インフラを敷設する国土交通省や地方自治体とも全く連携が取れていないのも気がかりなところです.
といっても,自転車で感じる季節のうつろいであげたNHKラジオも,先ほど述べた自転車をテーマにしたNHK-BS番組でもそうですが,この一年間で自転車に対する関心が高まってきているのはとても感じます.いまのところは,それに対するインフラや法の整備が遅れをとってますが,来年はもっと気持ちよく,ストレスを感じないで走れる道路環境になることを期待しています.
それでは,よいお年を.よい自転車ライフを.read more-->
:: 名古屋高速道路 清須線開通記念サイクリング #4
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最初の回に載せた写真にも,ママチャリに乗ったおばさんが写ってましたが,ママチャリに乗った人も意外に走っていました.その格好といい,自転車といい,あまりにも普段通りなものだから最初は間違って紛れ込んでしまったのか疑ったのですが,れっきとした参加者だったようです.
先程のおばさんの方は,着ているものがそとゆきの服装だったので一応気合いが入ってるのだなとわかったのですが,こちらの男性はなんだかすごく自然体で,まさに会社帰りという感じ.なんといっても,サドルに被せられたビニール袋がエブリデイライフの風情を感じさせ,渋いです.自転車乗りとしてはこうありたいものです.恐れ入りました.
さて,ここまでのお付き合いに感謝致します.最後に,次の写真でこのシリーズを締めることとします.って,なんだか飲み会の締めみたいになってますが...
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:: 名古屋高速道路 清須線開通記念サイクリング #3
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:: 名古屋高速道路 清須線開通記念サイクリング #2
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当日は,素晴らしくよい天気でした.文字通り,小春日和でした.高速に上がっても,風もまったくなく,気持ちのよい陽が降り注いでいました.
途中にある遠くからでも目に付く赤い橋は,”赤とんぼ橋”という名前がついていました.
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:: 名古屋高速道路 清須線開通記念サイクリング
┏ Bicycle 自転車
随分間があいてしまいましたが,先週末に開催された愛知県サイクリング協会主催の名古屋高速道路 高速6号清須線 開通記念サイクリング大会に参加してきました.
走行できたのは,鳥見町料金所〜清須料金所折り返し〜鳥見町料金所の片道3.5km 往復7kmの区間.以前参加した東海環状自動車道(通称,MAGロード)のサイクリング大会に比べると,とても短い区間でしたが,真新しい舗装と普段はじっくり見る時間もなく通りすぎてしまう高速道路をじっくりと堪能してきました.
ところで,名古屋市の北区や西区のあたりというのは,あまり行ったことがなく不案内だったのでどこにデポしようかと迷いました.集合場所である鳥見料金所近くに市営の駐車場を探したのですが適当な場所は見つからず,結局集合場所からも比較的近い庄内緑地公園の駐車場にデポしました.
といっても,庄内緑地公園もはじめてだったので停められるのだろうかと心配していたのですが,予想以上に大きな公園で,有料ですが市営の駐車場も数箇所用意されていました.サイクリングロードがあるという情報は聞いていたのですが,結構な規模の公園で,イベントが終了して戻ってから散策したのですが,隊長も感心しきりでした.
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:: 香嵐渓三点セットを食す #3
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香嵐渓三点セットを食す #2のつづき.
人でごった返した香嵐渓を後にした我々一行は,最後の関門である”びっくり屋”さんへ向かいます.ここは,知る人ぞ知る”五平餅”のお店.五平餅には,しょうゆと味噌の二種類あり,店内ともち帰り(あるいは,外で食べる)では店内の方が少し高い料金設定になっています.店内で食べるとお茶を出してもらえるし,これには納得なのですが,壁に貼られている料金表を見て妙なことに気づいてしまいました.一本単独の料金より,10本まとめて買った時の一本の値段の方が高いのはなぜでしょう?さてと,私はしょうゆ味の五平餅を選びました.隊長はと言えば,五平餅には目もくれません.で何を頼むかと見ていたら,おでんと草餅という変わったコンビネーションで攻めてきました.
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:: 香嵐渓三点セットを食す #2
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香嵐渓三点セットを食す #1のつづき.
百年草でzizi工房の炭焼きソーセージを食べたあとは,国道153号(飯田街道)を香嵐渓方面に戻ります.しかし香嵐渓へは行かず,足助の街中に立ち寄ります.ちなみに,足助町の街中は,街道筋でにぎわった当時の面影を残していて,自転車で走っていても昔の街に迷い混んだように感じます.名古屋の有松や亀山の関のように大々的な保存活動はされていないようで,そのために却って生活感溢れるたたずまいが感じられます.
さて,その足助の街中に何のようがあるかというと,これです.
そう.コロッケです.これを食べるためにここまでやってきました.実は,これが第二関門です.このコロッケの秘密はどこに? そこで自転車乗りが見たものは...急げ!
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:: 香嵐渓三点セットを食す #1
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先の記事に書いた香嵐渓行きの話ですが,結局,連休の中日だった土曜日に出掛けました.トランポはせずに,なんとか自宅からの自走をトライしました.最後の最後に大ドンデン返しがあったのですが...
自宅を8:20頃に出発しました.明治用水(ほとんど暗渠)の上を整備した 豊田安城自転車道を使って水源公園まで行くルートを使い,2.5時間くらいで到着のつもりでした.三河安城駅の北側からはじまっている豊田安城自転車道 明治用水中井筋を進み,本線に合流し,三連水車を通り過ぎます.隊長の体調はといえば,このあたりですでに少し疲れたということでした.随分長い間乗ってなかったので仕方ないかなあと思いつつ,先を急ぎます.
三連水車を過ぎると,明治用水西井筋と合流し,そのまま北上すると豊田市に入ります.途中,道を間違えてUターンしたときに,体長がバランスを崩してこけるということはありましたが,大事にはならず,無事,水源公園に到着.実は,水源橋で矢作川を渡るつもりだったので水源公園まで行っては行き過ぎだったのですが,なんとか許してもらえました.
水源橋を渡って,そのまま巴川にあたるまで直進したのですが,ここにはちょっとした登りがあって隊長も辛そう.ここからは巴川の西岸を川に沿って北上します.対岸には足助街道(国道301号-県道39号)が通っており,そちらでも香嵐渓には行けますが,自動車が多く西岸がお勧めです.
さて,そのまま直進して松平橋を通り過ぎると,道は巴川や足助街道とは離れ,山間部の方へ進んでいきます.なだらかに登っていきます.隊長が息苦しそうだったので,通りかかった幸海小学校で休憩.隊長はかなり汗をかいて暑がっていました.いつもは逆なのですけど.
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:: 五平餅には用がある
┏ Bicycle 自転車
最初に断っておきますが,写真は昨年の香嵐渓で撮ったものです.お間違いなきように.
紅葉情報に詳しい いわしののんびり遊泳 vol.2 : のんびり秋の散歩 の情報によると,香嵐渓の紅葉は今週末には見頃を迎えそうとのこと.
香嵐渓の足助町と言えば,即座に五平餅のしょうゆと味噌のこげる香ばしい匂いを連想してしまい,いてもたってもいられなくなります.それにこういう機会でもなければ,足助町に行く機会はないしと今年も計画を策定中.
ここまでいいのですが,世間では金曜日から三連休のご様子で(祝日とは無関係な生活なので今日になるまでしらなかった),今のところの第一候補と考えている土曜日ともなれば,連休のど真中で混雑はピークになるのでしょう.
それにもまして,隊長は最近自転車に乗っていないのでどのくらい走れるのかが問題です.昨年のように,豊田市内までトランポするか,自宅から豊田安城自転車道を伝って自走していくか,思案のしどころです.できれば自走で行きたいところですが,往復80km.さて,どうしるか.
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:: Ride into the winter | 季節の変わり目
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秋から冬への季節の変わり目.三寒四温とはよく言ったもので,体が感じる気温は日によって,朝夜の時間帯によって随分アップダウンします.そんな季節の変わり目の中,相変わらずの自転車通勤では,着るものの選択が難しい今日このごろです.
といっても,毎朝天気予報の最高気温とにらめっこかというと,そうでもないです.いつものように雨は気にしますが,気温は付けたし程度.天気があたらないのに気温を気にするよりも,ある程度の幅をカバーできる装備で出掛けたほうが当てがはずれて凍えなくすみます.
自転車の場合は,季節に関係なく,もともとその運動そのものでかなりの自家発熱をするので,走り始めに体が感じる寒さ・暑さとある程度走ったあとでは全く違うのです.走り出すときは寒くても,5分もペダルを回せば,体はポッカポッカしてきます.15分も経てば背中にはじんわり汗まで感じます.
そのため,自転車用のウエアには,途中で脱着しやすいものが用意されています.その代表的なものは,アームウォーマーやレッグウォーマーです.腕だけや足だけを覆う丸い筒です.半ズボンや半袖は,これらを着用すると,長ズボン,長袖に早替わり.もし,体が温まって,熱くなったら脱げばいいのです.それから防寒用ベストも比較的ポピュラーなアイテムで,これは冬に限らず,バックポケットに忍ばせておいて,山間部の長い下りなどで,まともに風を受けて熱を奪われる胴体部分をカバーするために着用したりします.
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:: 五感の芸術と文学の相違点を語るときに感じるザラリとした感触
┏ Bicycle 自転車
tumblr.経由で上の記事を知った.
最近ティーンエージャーの間で隆盛を極めているらしい「ケータイ小説」についての記事である.最初に断っておくが,私自身は,「ケータイ小説」というものは読んだことはない.したがって,どういうものであるかというのは,専ら他の情報によっている.
上記記事を一読したときは,突き抜けたセンスに感心するとともに,体の中に妙にザラザラした感触があった.知らないそぶりをしたかったくらいに.ただし,その感覚とともに,強烈な違和感があったのも事実.その違和感の素になるものを,tumblr.の記事に残した.それをここに残しておこうと思う.
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