ここでは,blogをはじめた理由(reasons to write)を説明します.例えて言うと,ここはこのblogの”ReadMe.txt”です.
誰でもそうかもしれませんが,基本的に,意味のないことは好きではありません.そして,常々”論理的(logical)”でありたいとも思っています.
この世の全てのことを理解できるはずはありませんが,少なくとも,”自分が理解できていない”ということは,”理解したい”という気持ちがあります.
昔,一緒に働いていたアメリカ人に,
"You're born to be an engineer."
(お前は,生まれながらのエンジニアだ)
という言われたことがあります.気分的には,
You're "born to run".("" by Bruce Springsteen)
と言ってくれた方がカッコよくて嬉しかったのですが,そう言われて悪い気はしませんでした.そして,妙に納得したのを覚えています.
ということで,前置きが長くなりましたが,何が書きたかったかというと,このblogを開始するにあたって”理由(reasons to write)”が必要ということです(笑)
一昔前より,世間では情報が氾濫しています.玉石混交.情報のカオス.更に,近年,インターネットや携帯電話が普及したことが,それに拍車を掛けています.
情報を受取る側には,よりよく暮らすために,いかに有益な情報を掴むかということを求められています.このことは,”Digital divide(ディジタル・ディバイド)”という単語から明らかなように,人々の間に情報の格差を生み,ネガティブな方面な話題としても認識されています.
反面,ネットが発達したお陰で,誰でも比較的簡単に情報を発信する方法を手に入れました.それによって,ネット社会とかネットの世界が現出したのです.その最たるものが,”Blog”です.
というのは,一般論です.では,なぜ,blogをはじめたのか?具体的には以下の3つです.
(1) 情報発信の手段として
これについては上に述べましたが,情報を受け取るだけでなく,発信するためです.私自身,他の人の発信するblogからかなりの情報を得ているという事実があります.サイトを検索する際に,わざわざ”blog”と加えることもあります.
では,なぜ,blogの情報なのか?
blogで語られる情報が全て正しい訳でも,有益な訳でもありませんが,そこに書かれているのことは,市井に活きる人々の生の情報であり,正しくないということも含め(たぶん,そう書かせる理由があるのです),その”リアルさ”は疑いようがないからです.blogは”人柱情報”の宝庫です.そして,人々は(少なくとも私は)その”リアルさ”を欲しているからです.
looking for reality in the virtual world.
(2) それが生み出すであろう人との関わりを求めて
その関わりは,バーチャルかもしれないし,リアルかもしれませんが,blogからはじまる関わりもあるでしょう.”縁は異なもの,味なもの”というか,”’blogの’縁は異なもの,味なもの”になったら素敵だと思いませんか?
(3) ちらしの裏(メモ,あるいは,備忘録)
今まで日記をつけたことはありませんし,それ故,blogを日記にするつもりはありません.日記を付ける位なら,”ちらしの裏”の方がマシです(笑)
冒頭で,”意味のないことは好きではない”と書きましたが,”意味のないことに意味を見出す”ことは素敵です(笑)