どこへ行くにも自転車で・・・ で見つけたこんな言葉からはじまりました.
Life is like riding a bicycle. To keep your balance you must keep moving. - Albert Einstein
(人生とは自転車に乗るようなもの.バランスを保つためには,動きつづけなければいけない.- アルバート・アインシュタイン)
相対性理論で有名なかのアインシュタイン(1879-1955)の言葉だそうです.人生とは・・・ですか.バランス感覚のあった人だという印象はないのですが,物事の真理を解き明かそうとした彼にとっては,動き続けることこそ,それに近づける道だったのかもしれません.そう言えば,アインシュタインは自転車に乗ってる写真も有名です.相対性理論にまつわる話として,アインシュタインはこんな言葉も残しています.
I thought of that while riding my bicycle. - Albert Einstein
(自転車に乗りながら考えていたんだ.- アルバート・アインシュタイン)
最初にあげたアインシュタインの言葉と全く同じ出だしで始まる言葉を残した人が他にもいます.その人とは,アメリカの政治家 クラウド・ペッパー(1900-1989)です.
Life is like riding a bicycle. You don’t fall off unless you stop pedaling. - Claude Pepper
(人生とは自転車に乗るようなもの.ペダルを回すのを止めなければ,落ちることはない.- クラウド・ペッパー)
言い回しは少し違いますが,アインシュタインのと同じような意味合いですね.日本には以前紹介した”自転車操業”という言葉がありますが,自転車の特性を表現してるという意味では二人の言葉に似ていますが,いかんせん,いい意味合いでないのが残念です.
二人の言葉では自転車は人生を語る際のモチーフでしたが,ここでもう一人,自転車にまつわる言葉を残した人を紹介しましょう.それはイギリスの作家 H.G.ウエルズ(1866-1946).
Every time I see an adult on a bicycle, I no longer despair for the future of the human race. - H. G. Wells
(自転車に乗った人を見るたび,人類もまだそう捨てたものでもないじゃないなという気になる.- H.G.ウエルズ)
先の二人とは違って,ウエルズは何かを語るために自転車を持ってきたのではなく,自転車に乗る人について表現しています.だから60年以上経過した今でも自転車乗りにはしびれる言葉です.
ただこれでもまだ物足りません.先日の「風を感じる」ではないですが,自転車に乗ることそのものをダイレクトに表現した言葉はないかなあと思って探してみたのですが,琴線というかシフトケーブルに触れるものは見つけられませんでした.ということで,自分で編み出してみたのがこれです.
”Riding a bicycle is life. Just turn the pedals to make a move.”
(自転車に乗ることはライフ.黙ってペダルを回せばいい.そうすれば動き出す.)
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ビックリです!
"Life is ..."はペッパーの方も知っていました。言葉自体はこっちの方がポジティブな感じで好きです。
でも、最初に知ったのがアインシュタインの方でしたし、彼自身もが好きですから、僕の中では一文目はアインシュタインの言葉としています。
yanzさんの考えられた言葉は深いですね。いろんな捉え方ができます。
勝手に拝借させてもらいました.アインシュタインの言葉が気になって,いろいろ探していたら宝の山にあたってしまって(笑)
個人的には,自転車を何かのたとえに使ったりすることよりも,自転車そのものが持っているダイナミズムを表現したものを探したのですが...