路上の風景〜landscapes on the road│Unde venimus? Quo vadimus? 記憶の中で移動する視点.

PENTAX Optio WPi/2007-11-24/on Zooomr click to enlarge

香嵐渓三点セットを食す #2のつづき．

さてと，私はしょうゆ味の五平餅を選びました．隊長はと言えば，五平餅には目もくれません．で何を頼むかと見ていたら，おでんと草餅という変わったコンビネーションで攻めてきました．

びっくり屋で小腹を満たしたあとは，帰路につきます．隊長が心配でしたが，行きにはあまり上ってるとは感じなかったのですが，下り基調の道だったのでなんとか行けそうとのこと．

実は，来た道をそのままトレースするつもりで進んでいたのですが，水源橋への曲がりを見逃してしまったので，距離が伸びてしまうのを覚悟で，矢作川東岸を下ることにしました．このあたりは，対岸に行きたくても，渡れる橋がないのです．

そのまま矢作川に沿って岡崎まで下りました．途中，道を間違えた隊長が行方不明になるハプニングがありましたが，なんとか日名橋で対岸に渡ることができました．

そのまま西進し，日本のデンマークと教えられた安城の田んぼの中を進みました．このあたりでちょうど太陽が沈みかけていて，その見事さに，思わず自転車をとめての写真タイム．そこから少し行くと，行きに使った豊田安城自転車道に突き当たり，あとは，来た道を三河安城駅まで戻り，なんとか暗くなると同時くらいに無事自宅に到着できました．

手元のサイコンでの距離は，95.0km．｢もう少しで100km越えたね｣と言うと，隊長は｢もういいよ｣と疲れきった様子．

ということで，自転車を仕舞おうと，隊長の自転車を押すと，手応えがおかしい．ホイールの片側にブレーキパッドが当って，擦っていました．｢なんてこった｣とよく見てみると，クイックが緩んでホイールが外れかけているではありませんか．これには，ビックリしました．こんな状態でよく走りつづけたものです．考えただけでもツライです．隊長にいつからこうなっていたのかを訊いたのですが，なんだかよくわからない様子．最初からか，それとも転倒したときか．このあと写真を分析してみたのですが，横から撮ったショットがなかったので結局はっきりしたことはわからずじまい．でもこの状態で走っていたのなら，いつも以上に暑い暑いと言っていたのも，疲れが大きかったのも納得です．

それにしても，ブレーキパッドが擦ったまま走って気付かない隊長にもビックリですが，この状態で100km走りきってしまった隊長には，もっとビックリです．これなら実質150kmくらい走ったのと同等と言っても大袈裟ではありません．そのくらいの摩擦抵抗でした．その事実を目の前にして，二人してどっと疲れたが増したのは，言うまでもありません．

恐るべし，隊長．

ルートはこちらのリンク（alpslab route）：
香嵐渓（三河安城起点，豊田安城自転車道経由）

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