太平洋岸に位置する愛知県西三河から日本海側の富山市まで,クルマを使って行くのには,二つの道筋がある.
一つは,東名から名神に入り,米原JCTで北陸道に乗り継ぎ,舞鶴で日本海側に出て,富山まで横走りするコース.昔はこれしかなかったのだが,東海北陸自動車道が伸び,東海環状自動車道と繋がったことにより,こちらも選択肢にあげることができるようになった.つまり,東海環状自動車道で終点まで行き,美濃・関JCTで東海北陸自動車道に乗るコースである.ただし,東海北陸道は,現在まだ全面開通していないので,一旦荘川ICで降り,御母衣湖の淵に沿って走る国道156号線を使って,白川郷ICまで抜けなければいけない.白川郷ICからは,再び東海北陸道に乗り,小矢部・砺波JCTで北陸自動車道に入り,目的地の富山に到着する.なお,東海北陸道の未開通区間である清見IC−白川郷IC間は,今年度中(2008/3)に開通する予定となっている.
前者の東名名神コースの方は,距離で約80kmも長く,時間は30分-1時間も遅くなるので選択肢にあげるのを疑問に思うかもしれないが,東海北陸道の未開通部分である国道156号の走りにくさが半端でないため,どっちにするかは考えどころになる.
その未開通部分の国道156号線は,御母衣湖の湖岸に沿って作られた道路で,この辺りは山が深く,湖に向って急激に落ち込んでいる.そのため,道幅が細く,中で曲がりくねったトンネルが多い.交通量が少なければ問題にならないが,北陸から飛騨・美濃へ抜ける道路がここしかないので大型車が頻繁に通る.まともにすれ違いのできないようなトンネルがトンネル内でカーブしていてすれ違いもままならない.出口側が見えないトンネルでは,タイミングが悪いと,トンネル内で肝を冷やすことになる.
さて,話が長くなったが,その御母衣湖を抜け,見事なロックフィルダムである御母衣ダムを横手に見ながらくだった先に,この橋がある.
どういういわれかはわからないが,この橋の掛かっている谷の名前から付けられたようだ.その谷の名前を「シッタカ谷」という.
それを知ってか知らずか,橋の上から見下ろす谷には,とても澄んだ小川が流れていた.
来年初春に未開通部分が開通すると,ここも交通量は激減するのであろう.そうしたら今度は是非とも,自転車で訪れてみたいものだ.
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あの辺りのトンネル内、本当、狭くてカーブが多くて、対向車が大型トラックだと本気でヒヤッとする時がありますね。
高速が開通したら自転車って、それ、自分も考えているんですけど、交通量が減ってスピードを上げる車が増えないかな・・・というのが心配です。
写真の日付?が自分の誕生日です・・・ありがとうございます(笑)
忙しいようですね.あまり自転車は乗られていないのかな.
紅葉は見に行きたいものですね.是非行きましょう.
それにしても,あの国道を自転車で走られたのですか.クルマでもコワイのに,チャレンジャーですね(笑)
> 狭いトンネルは私のために対向車を止めてくれて、何度かトンネル貸切で走りましたよ。
へえ.そういうこともあるんですね.止めてくれてということは,もしかして,工事かなにかで人がいたということでしょうか.トンネルは奥琵琶湖で大型車に中でクラクション鳴らされたのが結構トラウマで,それを思い出してしまいます.
自転車が走り易い道になったらいいですね.そのときは,ご一緒できると嬉しいです.
あのコワゴワ感をわかってもらえる方がいらっしゃいましたか.嬉しいです.
国道でなおかつ重要な幹線道路で,長い間あのまま放置されてきたのが不思議です.確か,橋を渡ってすぐの美濃側の最初トンネルに警告の電光掲示板が付いてたと思ったのですが,あそこのそうですが,信号で片側通行にした方がいいじゃないかとさえ,思いました.トンネル内で一部分だけ急激に細くなってるのもありましたね.あれにもビックリしました(笑)
自転車は狙ってましたか.みんな考えることは同じですね.