夏休みの後半は,三河のうだるような暑さを逃れて,二泊三日で信州の蓼科に滞在.蓼科とは縁があり,子供の頃から何度か訪れている.諏訪あたりはまだまだ暑いのだが,高度を増すに従い涼しくなっていく.というより,蓼科湖あたりでもまだまだ暑いのだが,1500mを越すあたりから随分変わってくる.昼中は,強い日差しが照り付けるが,気温も低いし,その上,湿度が少ないので快適.汗をかくほどではない.だから,冷房はもちろん,扇風機も必要ない生活が送れる.早朝は寒くて,長袖を着ていたくらい.下界の暑さがウソのようだ.
蓼科へは自転車を積んでいった.これ大事.
基本的に,山間部なので登るか下るかで,平坦な場所はほとんどない.そのため,坂が苦手な隊長が走る気になるかなあと思っていたら,本人は案外,走る気満々な様子.ということで,初日から少し走ってみたが,やっぱり坂は辛そうだった.特に,斜度がキツイと登れない.一番軽いギアでクルクル回すように助言すると,速度は10km/hを切ってしまうが,斜度のある坂でもなんとか登れるようになった.
蓼科へは特に目的地を決めて行った訳ではなかったが,地図を見ていたら折角蓼科に来たのならと考え,メルヘン街道と呼ばれている国道299号を登り,麦草峠に行ってみることにした.なお,最終目的地は,麦草峠を越した先にある白駒池でそこから引き返してくるというルート.地図から距離は,片道だいたい15kmくらいあるとわかった.斜度まではわからない上に,隊長に15kmも坂を登りきれるか心配だったが,無理だったら,一緒にクルマで行く妹にピックアップしてもらうことにして,出掛けることにした.
なお,国道299号にある麦草峠は,長野県茅野市と佐久穂町の間にある峠で,標高は2127m.国道の中で2番目に標高の高い地点である.冬期は積雪のため閉鎖され,通行止になる.
国道299号に入ると,思ったよりゆるい勾配がだらだらといった感じで続いていた.所々勾配のキツイヘアピンカーブがあるが,これなら隊長でも登れるかもしれないと思いつつ,走る.
最初のうちは,蓼科山に向って走って行ったのだが,走っていると,標高1800mの標識が付いた道路看板があった.あと300mあるのかと思いつつも写真撮影.
この日の天気は快晴で,写真の通り,白い雲とのコントラストがまぶしいくらいだった.山の日差しは強かったが,瞬時に汗が乾くほど空気が乾燥していて快適に走れた(ただし,日焼け止めを塗るのを忘れたため,真っ赤に焼けてしまった).
なお,ヘアピンカーブにあるカーブミラーに番号が付けられており,登っていくとその数字が一つづつ増えていった.
.景色を堪能しつつ休憩した後,そこを出発し,少し斜度のキツイカーブを越えると,標高2000mの看板.そして,もうしばらくだらだらと登っていくと,道がほぼ平坦になり,麦草ヒュッテの駐車場に到着.そこで隊長を待ち,合流.その数十m先にあるピークに到着.そして,通過.
ピークを越し,この先1km程下ったところに白駒池へ行くための駐車場があり,そこで売っていたおいししい焼とうもろこしを食べつつ,15分ほど森の中を白駒池まで歩いた.そのあとは,取って返した後,麦草峠まで戻り,そのあとは,お待ちかねのダウンヒル.湿度の低いサラサラな風を浴びながら,爽快な気分で一杯になりながら,二人は一気に下った.
- Related entries:
- 伊豆半島へ
- カブトムシとクワガタ採り2007
- 夜の水族館「ナイト魚ッチング」@ 碧南海浜水族館
- 知多半島横断し,常滑へ | 曇りのちRain ride
- 長良川鉄道のサイクルトレインに乗って,郡上八幡まで | 06プロジェクト『長鉄』
- 矢勝川の彼岸花と芝で覆われた新美南吉記念館
- 有松の街並みと桶狭間古戦場跡
- 紅葉ポタ | 香嵐渓と王滝渓谷 #1
- 赤い電車に乗って | 名鉄サイクルトレイン試乗 #1
- 地上にある地下街を訪ねて瀬戸へ #1
- ぐるっと浜名湖ツーリズム!2007 実走レポ
- ピクニックにはうってつけの日
- カエルくんチーム,走る!| サイクルパラダイスin日間賀島2007
- 自転車で感じる季節のうつろい
- 犬は吠えるが,ツールは進む
- カブトムシとクワガタ採り2007
これいいですねー
高原を散策するだけでも気持ちいいのに
風を切って走るなんてもう最高じゃないでしょうか
本格的な自転車はそろえられないけれど
手軽な移動手段として出かけた先で使えるような自転車が欲しくなりました
さすがyanzさんならではの面白いアイデアですね!
走行中の自分入れ撮りとか、地面すれすれ撮りとか考えましたが、
セルフ置いてきぼり撮りは思いつきませんでしたー。
この撮影テク、頂きですー!
いまは折りたたみ式の自転車が比較的安価に手に入りますよ.折りたたみ自転車ならクルマにも簡単に積めますし,その気になれば,電車で移動することも可能です.
歩くよりは体力を使わずに広範囲を移動できますし,お勧めします.
二枚目の写真は,指摘通りセルフタイマーを使って撮ってます.以前から自転車に乗ってる自分の写真を撮影する方法を考えていたのですが,最近ふと思い付いてとってみたら,意外におもしろい写真が撮れたのでそれ以来,何度か試しています.
このことは,そのうち記事にしようと思ってます.
それにしても、高原のサイクリングは気持ちよさそうですね〜。爽やかに汗をかき、またダウンヒルは気持ち良さそう・・・・。来年の計画をしてみようかな。
一眼だと、「いいもの落ちてる!」って、拾われちゃいそうですね。
気をつけて下さいー^^;
ただし,まぐさんが書いてるように,一眼レフはちょっとコワイかなあ.クルマに踏まれる可能性もあるし,路面にじか置きだからキズも心配だし.
でも,今度試してみようかなあ(笑)
フォローどうもです.