
他ではあまりみない,少し変わった,洗練された,おかしげなモノを扱っているガジェットのセレクト・ショップ AssistOn / アシストオン.プレゼントとかでは,よく利用させてもらっているのだが,ここからメールマガジン「a + + n e w s」が定期的に配信されてくる.その中に,大谷和利による「POWERBOOK DIARY RETURNS」というエッセイが毎号掲載されていて,楽しみにしている.
2007-08-06号の「POWERBOOK DIARY RETURNS」は,著者が2週間前にロンドンに出掛けた内容を記したものになっていて,さしずめ,ロンドンの交通事情のことがほとんどであった.その中にトップの写真が貼られ,以下のように説明がされていた.
そんなふうに高い交通運賃やCO2の排出量を意識してか、ロンドンでは市の交通局の手で自転車利用推進のためのキャンペーンも大々的に展開されている。メインキャッチの"EXTEND YOUR LIFE. CYCLE."とは、"LIFECYCLE"を"LIFE"と"CYCLE"に分け、かけことば的に扱ったもので「あなたのライフサイクルを自転車で延ばそう」という意味。ハート型のサドルを配したポスターも洒落ていて、交通局の意気込みを感じた。CO2削減でもなく,交通渋滞緩和でもなく,"EXTEND YOUR LIFE.CYCLE.(自転車で寿命を延ばそう)"とは,なんとも内角をズバンと突いてくる直球ではないか.
こういうのを見ると,自転車事情に関する我彼の差を感じる.
東京でも名古屋でもいいから,国内のどこかの都市で自転車推進のアドバルーンをあげてやろうという都市はあらわれないものか.share the road のインフラ整備はできていない,ルール違反が常態化してしまっている,放置自転車の問題など,一筋縄ではいかないだろうけど,それらを含めて,独自性を打ち出す都市や自治体が出てきてもいい頃ではないか.
もしそうなれば,自転車乗りとしては喜んで協力したい.それに,いまのうちだ.独自性ということでアピールできるのは.
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そうですか.”「健康」をスローガンとする町”にお住まいなら自転車はアピールし易いでしょうね.
自転車道できるといいですね.西三河には自転車道というのは,ほとんどないので羨ましいですね.
映画ばかりでなく、自転車もお好きなんですね。
確かに彼の地では、自転車を多く見かけました。車も小型でマニュアルが主流。大型のトラックはほとんど見かけないので、自転車乗りにはいい環境だと思います。
実は,昨夏に北欧を旅行した際に,あるカップルと行く先々で,都合三回顔を合わせることがあって,そのカップルがスペインのご夫婦だったので,スペインには親近感を覚えているのです.
大型のトラックを見掛けないというのは,はじめて耳にしました.そうですか.日本はあまりにも過密なのでしょうね.
いつか,アンデルシア地方のうねる道をを自転車で走ってみたいものです.