:: 青春18きっぷの旅 | 飯田線で伊那谷へ #11 | 下市田−豊橋−野田新町



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PENTAX K10D+SIGMA17-70mmDC/2007-4-8/Hosted on Zooomr

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前回の続き.
高森南小学校の桜を後にし,坂を下り,駅前で農家の夫婦にお礼を言った後,下市田駅に戻る.まもなくすると,豊橋行きの直行列車がカーブをやって来た.この列車に4時間かけて,終点の豊橋まで連れて行ってもらうことになる.
(*全写真拡大可)

●飯田線:下市田−豊橋

下市田 14:24−普通−豊橋 18:31


1.下市田 2.長野−静岡県境 3.静岡−愛知県境 4.豊橋

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下市田の駅を出ると,10分程度で飯田に到着.車内は結構混雑していたのだが,ここでコンパートメントに座席を確保した.
さて,飯田は伊那谷では最も大きく,歴史のある町である.この駅で14分の停車.改札の外に出てみた.可愛い感じのする赤い駅舎が特徴的だった.
なお,ここのキオスクで隊長がソースかつ丼のソースを見つけ,すかさず購入.最後の一本だったようだ.

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飯田を14:50に出発し,天竜峡には15:15に到着.ここに天竜ライン下りの出発点がある.数分停車.
観光名所とあって,反対側のホームには,飯田や伊那市などに帰るのであろう家族連れで賑わっていた.
なお,このとき,コンパートメントで一緒になったのは老夫婦.偶然にも,三河から日帰りで飯田線に乗車するために来たとのこと.なんでも青春18きっぷを使用されていて,飯田線の前は彦根に行かれたと言われていた.

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天竜峡を越えると,途端に山深くなってくる.そして,「地下鉄 飯田線」と揶揄される区間に突入する.そう.このあたりからトンネルが多くなってくるのだ.トンネルを抜けたらまたトンネルで,その合間に天竜峡の深い谷が右手(西側)の足元に迫り,天竜川がエメラルドグリーンの水をたたえているのが見降ろせる.

飯田線に乗車するのであれば,天竜川が位置する西側の席(豊橋行きなら右側,辰野行きなら左側)に座るとその光景をまざまざと見られるので,お勧めである(といっても,高所恐怖症以外の方にはだが).

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そうこうするうちに,長野県と静岡県の県境を越え,静岡県側の駅,小和田(こわだ)に到着する.この駅は,静岡県にあるが,長野・愛知の県境の近傍にも位置し,川を渡った対岸にはその県境がある.なお,この駅はアクセスする道がなく利用客が極端に少ない駅として有名である.また,駅名が皇太子妃の旧姓と同じ字であることから結婚当時は賑わったという話をきいた.ただし,現在は,その面影は全くない.

なお,この駅は静岡県に位置すると書いたが,その住所は浜松市天竜区である.これも平成の大合併によるものであるが,こんな山奥が政令指定都市の浜松市に属しているとは,なんとも奇妙な気分ではある.


1.大嵐 2.水窪 3.相月 4.佐久間

上の地図でもわかるように,小和田駅の次駅である大嵐(おおぞれ)駅から相月駅までの間は,天竜川を離れ,不自然な軌道を描いている.大嵐を越えると,東にカーブを切り,長い水窪トンネルに入る.トンネルを抜けると,国道152号線に合流し,水窪駅に着く.ここから,相月(あいづき)駅までは国道152号線に沿って進む.そして,そこから今度は南西に貫くトンネルを抜け,佐久間駅でまた天竜川に出て,元の軌道の延長線上に戻る.元々は天竜川沿いを通って愛知県内に入っていた飯田線が,佐久間ダムの完成とともに東側に迂回する形になったという訳だ.それに伴い,水窪は陸の孤島から鉄道の通る町になった.

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確か,天竜峡を越えてからだったように記憶しているが,車両後部に臨時の「荷物室」が設置された.といっても,表示がぶら下がっているだけであるが.
水窪を過ぎると,係員の方が列車に乗り込み,各駅で郵便物をピックアップしている様が見られた.このあたりでは,飯田線が人を乗せて運ぶだけでなく,郵便物の輸送・配達など生活のインフラの役目をも担っているのである.

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トンネル内で静岡・愛知の県境を越え,佐久間駅に到着.
その次の駅は中部天竜駅.この駅内には,佐久間レールパークがある.
佐久間から中部天竜へは,天竜川を渡る橋にも側道が着いており,線路沿いに歩いて行けるようだ.

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18:31 豊橋駅の飯田線専用のホームにに到着.
線路はここまで.これから先には,線路はない.

●東海道本線:豊橋−安城−野田新町

豊橋 18:35−快速−安城 19:04
安城 19:13−普通−野田新町 19:20

豊橋駅での東海道線との乗り換えの時間は,わずか4分.到着すると同時に,走る.そして,なんとか間に合い,無事乗車.普通列車に乗り換えるため,安城駅で降りようとすると,飯田線で一緒だった老夫婦にばったり会ったのには,驚いた.その偶然にもだが,老夫婦の脚力にも.

普通列車に乗り込み,野田新町駅で出発とは異なるホームに降りる.出発した時と同じように,真新しい駅舎が迎えてくれるが,ほんの数時間前に飯田線のうらさびれた山奥の駅舎を眺めていた目に感じる違和感.そんなアンビバレンツな心地よい疲労感を感じながら改札をくぐった.まるで改札の向こうにまっているありきたりの日常に jump in するように.


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Tags: 青春18きっぷ 飯田線 伊那谷 伊那 下市田 豊橋 天竜峡 小和田 水窪 佐久間 中部天竜 列車 鉄道 トンネル
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じっくりレポートされててすご〜い!!
PCだとさらっと見てしまいますが、プリントしてもう一度読みたいと思ってますよ〜笑。

老夫婦〜いいですね〜
そんなふうに旅をしたいですね。素敵。
Posted by ノンノン at 2007/04/28 07:44

ノンノンさん,いらっしゃいませ.
鉄道の旅もいいですよ.こういう一緒の電車に乗っていると,妙な連帯感が芽生えたりしますね(笑)
それに旅慣れた方が多いので話がはずんだりします.
Posted by yanz at 2007/04/28 19:42



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