子供の頃に飼っていたのはいつも犬だったので(短い期間ならうさぎもいたことがあるが),いままでの生活環境に猫科の動物がいた経験は一度もない.
だから猫は今でも不思議な生物であって,そのため非常な興味を持って接してしまう.街角で野良猫を見かける度,”遊ぼ”とモーションを掛けてしまう欲求にかられるのである.
しかし,猫との接点が乏しいので,どうやって接したらいいのか勝手がわからず,とりあえず,ふらふらと接近を試みるが,向こうもこちらの妙なオーラを敏感に察知するのか,
「猫慣れしてない変なヤツがきたな.逃げよ」
ってな感じで逃げられてしまう.そうなると途方に暮れるしかない.
さて,写真の看板の話である.
子供の飛び出し注意というのは,至る所で見かけるが,
「ネコ飛び出し注意」
という看板はあまり見たことがない.
この看板が設置されていた場所は,ある一軒屋の出入り口.そのあたりには,他に民家はないのでその家の住人が置いたものであろう.
注意しろと言われても,目にも止まらぬ速度で,おまけに地面を這うように飛び出してくる猫を注意するのは,至難の業に思える.そのある意味理不尽な要求とそう書かずにはおられない,おそらく猫の飼い主の葛藤を想像し,思わず微笑んでしまった.
ただそのとき私は自転車だったので,看板の教えを忠実に守り,ゆっくりゆっくりと,いつ猫が飛び出してきても止まれるように通過した.
その途中,もしかしたら沢山の猫でも飼っているのかとその家の庭をのぞいてみたが,別段変わった様子は見られなかった.
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猫は犬と違って行動が読み難いのが恐ろしいです。
偉い目に遭ってからトラウマです。
さて,猫でイタイ経験があるご様子.
確かにおっしゃる通り,犬ならなんとなく行動が読めるけど,猫は次の動きが予想できませんね.途中で急停止するヤツ,一目散に駆け抜けるヤツ,いろいろですからね.