前回の記事でインディアナポリス・コルツのスーパーボール制覇について触れたのですが,コルツファンになったのも,コルツが本拠地にしているIndianapolis/インディアナポリスに2年住んでいたことがあるからです(正確に言うと,インディアナポリス郊外).そのインディアナポリスについて少し書いてみます.
インディアナポリスというのは,インディアナ州の州都であり,人口は約80万,郊外も含めると200万人近い人が暮らしている地方の中規模都市です.
Wikipedia : インディアナポリス によると,市の面積は963.5 km²で人口は791,926人とのことなので,面積 1,388.74km²,人口 712,217人の静岡市と,人口はほぼ同じで,面積は2/3といったところです.ただし,上述したように,郊外地域が発達しているのが,異なるところです.
インディアナポリスに行く前は,発音上の共通点からメトロポリスを連想して近未来的なイメージを持ったものですが,実際のインディアナポリス市内や郊外には,これといって観光名所もないし,残念ながら近未来でもないです.挙げるとすればインディ500マイルレースが開催されるインディアナポリス・スピードウェイくらい(上図マーク2),ダウンタウン(中心街)には,コルツの本拠地であるRCAドーム(マーク1)や高層ビルが数本立っていますが,それほど大きくないので観光目的で誰かを案内するには,困ってしまう街です.I65などのハイウェイに乗り,クルマを郊外の方へ30分ほど走らせ,適当なEXITで降りてローカルな道を行けば,のどかなコーンフィールドが広がります.そういった光景のほうがアメリカの豊かさや大きさを感じらていいかもしれません.
郊外と言えば,当時インディアナポリスの南に位置する Greenwood という街に住んでいたのですが,その南隣にあった街の名前が Whiiteland でした.この名前からわかるように,過去,インディアナ州は黒人を受け入れてこなかったとききました.確かに,郊外で黒人を見掛けることは稀でした.
それから地元では,今年はコルツがスーパーボールに進出して勝ったということで話題は持ちきりだったのでしょうが,インディアナポリス,そしてインディア州といえば,元々バスケットボールの熱狂的なファンが多いことで有名な場所です.インディアナポリスには,NBAのインディアナ・ペイサーズ/Indiana Pacersが本拠地を構えており,その熱狂的な応援は一目置かれています.なお,NFL,NBA,MLB,NHLの四大プロスポーツでインディアナポリスにフランチャイズしているのは,NFLとNBAだけです.
さて,最後に発音のことを少し.向こうへ着いて,最初に困ったのが,Indianapolisという街の発音です*1.カタカナのインディアナポリスとは全く異なります.強引に書くと,
”ぃんでぃなぁぁぁぽりす”
といった感じです.言葉で説明するのは難しいですが,”な”の後の”ぁぁぁ”で音を上げるのがポイントです.なお友人は,
”ぃんでぃにやぁぁぽりす”
と猫が紛れ込んだように発音していましたが,一応通じていたようです.この発音ができた時には,英語の発音が上達したように感じ,嬉しかったものです.
- *1
- Indianapolisと並んで発音の難しかった都市は Cincinnati(シンシナティ)です.この場合,”しんしなぁぁぁりぃ”と発音します.マサチューセッツも難しそうだけど,幸い発語の機会に恵まれませんでした.
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