:: 紅葉ポタ | 香嵐渓と王滝渓谷 #3



香嵐渓&王滝渓谷への紅葉ポタのレポ最終回.前回までのエントリーは,こちら.

全体のルートは以下の通り(再掲).

矢作緑地白浜公園(デポ地) => 豊田大橋 => 東山町 => 豊田カントリー倶楽部 => 鞍ケ池 => 鞍ケ池PA => 県道343 => 則定 => 県道39(足助街道) => 追分 => 国道153 => 香嵐渓 => 国道153 => 県道39 => 県道343 => 県道487 => 幸海 => 王滝渓谷 => 古瀬間町 => 宝来町 => 豊田大橋 => デポ地 <<走行距離:54km>>
(*この記事の下段に,Alpslabのroute地図があります)

さて,加東家のとびきりおいしい”サクッ”シュークリームで糖分を補給したあと,人でごった返す香嵐渓の前を抜け,王滝渓谷に向いました.途中,学生時代の同級生のところに寄ったのですが,あいにくの留守.宜しく伝えてもらうようお願いし,先に進みました.

国道153から足助街道(県道39)に入り,南下します.途中で対岸に続く道を走っていたら足助街道を見逃し,右折すべきところを直進してしまい,朝来た方へ進んでしまいました.足助街道は巴川に沿って走るはずなのに,いつのまにか横に川がないのでおかしいと思っていたのだけれど,気付いたの時には,二つのupdownをやり過ごした後だったので,このまま行ける道はないものかと地図を出して探すと,真っ直ぐ行ってもなんとかいけそうな道を発見.そのまま県道343を進み,幸海町で県道487に入りました.といっても,東海環状自動車道が載ってない古い地図なので一抹の不安を抱きながらでしたけど.

地図によると,この道を少し進んで左折すれば,王滝渓谷に出られるはず.それらしい道があったので進んで行ったのですが,回りの様子がなんとなく心細い雰囲気に.丁度畑で作業されていたおじいさんに尋ねると,おじいさん曰く「この道は糞詰まり」とのこと.もう少し先の幸海小学校の前で右折すると行けると教えてもらい,お礼を言って引き返し,言われたところで右折し(これが片側一車線の立派な道),一直線に上る坂を登りきって,あとはかなりの坂を下りました.この坂の両側では標高差があるようで,登った高さ以上に下りました.

坂を意気揚揚と下って行きながら(この道を引き返すのは無理だなあと考えていたのですが),ちょっとした段差で「パンッ」瞬間,後輪がプシュゥゥゥゥゥ.停まって確認すると,左の側のサイドウォールの所から空気が噴き出しているのを発見.遅れてやって来た隊長曰く「どうしたの?」この時点で,確かPM3:00頃.暗くなる前に帰れるかなあと気持ちは焦りつつ,パンクの修理.

いままでのパンク経験回数は1回で,この時は二回目.おまけに前回は修理せずに輪行で撤収したので,パンクについては初心者同然.なので路上でパンクの修理をしたのはこの日がはじめてだったりする.まずはホイールをはずしにかかる.普段後輪をはずす時には,ギアをインナー−トップにしているのですが,ペチャンコになったタイヤでしたが,まだタイヤに空気が少し残ってたので,そのまま乗ってギア・チャンジを実行.

でも乗ってて「これは違うんじゃないか」と感じたのですが,どうなんでしょう? 路上で咄嗟に後輪をはずさないといけない時に,ギアはどうしてるのでしょう?エイヤーッとそのまま外してしまうのか,降りた状態でギアを変える技があるのでしょうかねえ.それとも,自転車を裏返しにしてるのかなあ.これならペダルを手で回せば,変速はできますね.

QUICKER-PRO左側のサイドウォールということで,空気が漏れてた場所を探すと簡単に見つかったので,チューブとタイヤの内側にそれぞれパッチを貼って,補修完了.このあと,スウェーデン製「Quicker PRO」で空気を入れたのですが,これが結構大変.最初はコツがわからず,シュパシュパやってもシューシュー言うだけで圧が上がらなくて焦ったのですが,口元を押さえるようにしてやると空気が入るようになってくれました.謳い文句では,11気圧まで”楽に”入れられることになってるのですが,普段入れてる7気圧を目指してシュパシュパした結果,ヘトヘトになってやっと6.5気圧といった有り様.圧力計があるのはポイント高いですけど,決して”楽”ではない.

結局,修理に30分くらい費やし,王滝渓谷に向いました.巴川を渡り,足助街道に交差したところがまさしく王滝渓谷入口.そのまま少し走ると,駐車場に到着.渓谷と名前にある通り,あたりはうす暗く,鬱蒼とした木々の中を渓流が流れていました.香嵐渓とは全く違い,野趣溢れる雰囲気です.

IMGP1235王滝渓谷の紅葉 駐車場奥の橋

一段落して,駐車場から上へ伸びた道(チェーンで封鎖)を自転車で登りました.この道は,結構な斜度で,苔が自生している上に路面が濡れてたので,後輪はズルズル.ズルズルしつつも,川の中や道端にゴロゴロしている巨石に感心しつつ登りました.パンクしたんだからもうちょっと心配してもよさそうですが,この時点では,既に先ほどパンクしたことなど頭にありませんでしたね.

IMGP1252道端の巨石

上の王滝橋になんとか辿り着き,そこから歩きました.しばらくすると,歌石園地という広場に出て,その上に見えた赤いつり橋の中之瀬大橋まで登る.日が暮れるまでにはデポ地に帰りたかっし,放射冷却効果でかなり冷えてきたので,ここで引き返しました.

IMGP1257王滝渓谷の紅葉 王滝橋から

IMGP1268王滝渓谷の紅葉 真っ赤なもみじと中之瀬大橋

王滝渓谷を後にし,巴川の反対側の道を使って,帰路につきます.途中,古瀬間町,宝来町を通り,豊田大橋を渡ってデポ地の河川敷には,PM6:00少し前に到着.あたりはかなり暗くなっていましたが,手元を自転車のライトで照らしながら車載スタンドに取り付け,車に積み込みました.


ALPSLAB route : 香嵐渓と王滝渓谷(起点:豊田大橋)


●走行距離:54.3km
●走行時間:3hr12min

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21:26 | Comment(12) | TrackBack(0)
Tags: bike 自転車 紅葉 サイクリング cycling 香嵐渓 王滝渓谷 ポタ
:: comments on entry
いやいや、以外や以外!!
自転車の大先生が、まさかパンク経験がたったの2日目とは、驚きです。
携帯ポンプは、私もこれを、使っていまして、楽に入れれたと記憶していますが、大変だったようですね。
一番楽に入れれるのは、なんと言っても、こいつです♪
http://www.cb-asahi.co.jp/image/kokunai/unico/visair.html
ロードで出かける時は、こいつを携帯しています。
Posted by tsukasanohide at 2006/11/29 21:59

いいなぁ。見るからにいいコースですねぇ。

大阪に住んでた時は山が近かったのですが(っつうか大阪は狭いですし)、さすがにお江戸のど真ん中からじゃ、遠いこと…。こういう景色は見てるだけで心が和みますねぇ。

パンク貼り、ゴクロウサマでした。
小さいポンプは謳い文句はナンにせよ、やっぱり大変ですよ。SKSのロングタイプを激しくお奨めいたします。初代SKSのロック式が出た時の涙モノの感動を今に伝える一品です。

とか言いながら、不精なアタシは高圧ボンベユニットも積んでたりするんですが…。でも正直、この楽さを覚えたら…、以下省略。
Posted by Nagarazoku at 2006/11/29 22:02

2人で香嵐渓ポタ・・・いいですね。
自分は、ある程度の距離を自転車に乗るというのは、まだ無理そうです。
ゆ〜っくりと歩く分には問題なんですけどね。
でも、とても近距離なんですが、仕事で車を使いそうにない時には自転車通勤して、それを自分ではリハビリと思っています(笑)

パンク修理、お疲れ様でした。
自分もhideさんと同じものを携帯していますよ。
買った当初、面白いからって、家でのタイヤ交換時にボンベを何本も使ってしまいました・・・・(笑)
Posted by tk at 2006/11/30 00:23

苔むしてる道路って滑りますよね?
カウンターあてて曲がったりするのかな?
(モトクロスじゃあるまいし…^^;)
今年は熊出没事件が多発してるので山奥はちょっと恐かったりしますよねー。

ところで私も今年、初体験しました。
http://www.cb-asahi.co.jp/image/riteway/crank/pp-pro.html
その時はMTBで↑これでしたが、ポンピングにはかなり疲れました。
ロードで出掛ける時は↓これです。
http://www.cb-asahi.co.jp/image/kaigai/topeak/ppf017.html
フロアポンプのように使えて、110PSIでもサクサク入って楽勝!
家でもよく使ってます!
Posted by まぐ at 2006/11/30 21:59

tsukasanohideさん,いらっしゃいませ.
体重が軽いせいかなあ.いままでパンクしてないのですよ.通勤のクロスバイクも結構な距離乗ってますけど,一回もパンクしてないのですよね.
実は,CO2ボンベも持ってるのですけど,使ったことがないので,もし失敗したらと考えると予備のボンベも沢山になってしまって.両方できるのがあるのですね.知らなかった.今度買うときは候補に入れなきゃ.
Posted by yanz at 2006/11/30 22:04

Nagarazokuさん,いらっしゃいませ.
今頃は,新しく手に入れたカメラを持ってニンマリでしょうか?すでに,何枚も撮られたのでしょうね.
確かに,東京都心からだとちょっとした山まで行こうと思うと,かなりの距離を走らないといけないのでしょうね.
SKSのロングタイプは,次回の候補に入れておきますね.CO2ポンプは通勤用に持ってるのですが,パンクしたことがないので一回も使ったことがないのです.楽なのはわかっているのですが,失敗したらと思うとそれだけもっていく気になれないですね.なんでも,ポンプとCO2両方の機能を持ったものがあるようですよ.
Posted by yanz at 2006/11/30 22:18

tkさん,いらっしゃいませ.
リハビリ大変ですね.早く,長い距離を乗れるようになるといいですね.そのときは,また一緒に走りましょう.
携帯ポンプ.いいものをお持ちですね.ボンベの練習,その気持ち,よーくわかります.私もCO2ボンベ式のを持ってるのですけど,何度やろうと思ったことか.でも,もったいなくて買ってから,いまだに一本も使っていません(^^)
Posted by yanz at 2006/11/30 22:24

まぐさん,いらっしゃいませ.
苔の生えた急坂道だったので,登る時は後輪が空回り.でも,下る方はもっと気を遣いましたよ.愛知県ではさすがに熊は大丈夫でしょう.出合ったら坂の下に向って逃げるべしです.
TOPEAKのポンプは,体重をかけられるみたいでよさそうですね.次回の候補に入れておきますね.女性が扱い易いというのは,ポイント高いですね.
Posted by yanz at 2006/11/30 22:36

幸海小学校の前で右折、私は去年通りました^^
結構きつく無かったですか?

パンクは私もまだ数回しかないので、サイクリング時にパンクしたらちょっと不安かも^^;
後輪を外す時、私はいつもギアの位置は気にせず外しています。
実は取り付けにくいのかもしれませんが、慣れてしまったいるので、ギア位置は気にせず着脱しています。

王滝渓谷、良い場所ですよね。
今回は時間がなかったみたいですが、もう少し先も綺麗なので、来年はぜひこの先も行ってみてくださいね^^
Posted by いわし at 2006/12/01 22:16

いわしさん,いらっしゃいませ.
いわしさんも幸海小学校まで行き過ぎてしまったのですね.坂道は一直線だったので登る前はギョッとしましたよ.
ホイールの取り外しの方は如何様にもできるのでしょうけど,着ける時にどうなんでしょうね.はずした時に運悪くアウター-ローになってたりすると,着けたあとギアが切り替わるのでしょうけど,脱落しやすくなるかも.
王滝渓谷はもっと奥のほうに見せ場があるようなので次回は行って見たいです.暖かくなったらですね.
Posted by yanz at 2006/12/03 10:39

こんばんわ。久しぶりに寄らせて頂きます。サイクリングに関しては全く不案内なので、パンク修理の何たるかについては全くコメントできませんが、、、香嵐渓には何回か行ったことがありまして、懐かしく読まさせて頂きました。香嵐渓と言えば、ヘビセンターですよね。僕は以前に名古屋に住んでまして、彼の地を離れて13年経つのですが、つい先ほど、ヘビセンターが閉鎖されていたことを知りました(というか思い出しましたかナ);;あと、夜のドライブで伊勢神には何十回も行きましたね。あの頃は若かったなぁ。。なんて、すいません、勝手に当時のことを思い出しております。。。秋の香嵐渓にもほぼ毎年行きましたので、写真の風景がとても懐かしかったです。
Posted by onomichi1969 at 2007/12/09 00:28

onomichi1969さん,いらっしゃいませ.夜の伊勢神というと,肝試しでしょうねえ.

ヘビセンター!よくご存知で.実は,高校時代,クラスメートに足助町出身のヤツがいまして,距離の関係上,足助からの通学は困難で下宿していたのですが,そいつのあだ名は”ヘビ”でした.そいつは,今ではスネークセンターのあった場所の近くでガソリンスタンドをやっています.
Posted by yanz at 2007/12/09 18:52



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