今となっては随分前となった今秋の話.
ある週末,いつものように自転車に乗ったあとの帰り道のことでした.売り切れた脚をなんとか鞭打って,おまけに,既に陽は暮れ,あたりはすっかり暗くなっていたので,ライトONで堤防沿いの道を走行していました.
ふと前方を見ると,堤防道の真ん中にワンボックスが停まっています.堤防の左側は河,そして,右側は池です.ワンボックスのエンジンはかかったままなのか,テールランプは点灯しており,ハッチバックが開いていました.車が一台通るのがやっとといった道幅だったので,その車に通せんぼされた形でした.いくら自転車でも通り抜けるのは無理と判断し,ペダルから足をはずし,停まりました.その車の後方から約30mくらい離れたところでした.何してるのだろう?と訝しげに見ていたら,それまでは気付かなかったのですが,ハッチバックの後ろに男がいて,何かをしているようでした.しばらく見ていると,男は車の中から黒い物体を取り出し,何度か左右にブラブラさせて勢いをつけ,堤防の下に放り投げたのです.咄嗟に車のナンバーを記憶したあと,Uターンし,速攻でその場を立ち去りました.帰宅途中,忘れないように,覚えたナンバーを携帯電話にメモ.
次の日,また同じように自転車で走った後,現場付近を通りました.たぶんこのあたりだろうと思われる場所で堤防の下を覗きこむと,ソファやTVなどの粗大ゴミが捨ててありました.と思ったら,少し先にも粗大ゴミが捨ててある.そこは,昔は貯木場だったところで,現在は普通の池のようになっています.その堤防付近には,周りに民家もなく,あたりを照らす明かりもないので,夜になると人通りもなく,ゴミは投棄しやすいのでしょう.市の清掃施設に持っていけば,処理してくれるのに,なぜそれができないのか?*1それにしても,腹の立つ,無責任な話です.
- *1
- この疑問には,あとから納得できる回答が用意されることになる.
お役所の対応にウンザリしつつも*2,次にその場所を管轄している警察署に電話をしてみました.警察には,時節柄こういった環境関係の案件の担当があるようで,担当部署の方に事情を話すと,話は理解してくれたのですが,どこまでできるかわからないが,やれるところまでやってみるといった,前向きにも,儀礼的な物言いにも感じられる微妙なニュアンス.ということで,その後,確か一,二度,警察から確認の電話をもらいましたが,これ以上することもないので,自分の中ではもう終わったことだったのです.
その後,何日か経ったある日,警察から電話がありました.最初は目撃情報に関する再確認の電話だったのですが,その話の後,不法投棄した不届き者を特定できたというのです.ついては,調書を作成したいので直接会って話をする時間がとれないかということでした.警察に行くのかと訊くと,こちらに来てくれるというので,数日後,仕事が終わった時間に,会社に来てもらうことにしました.
この続きは,不法投棄 #2 に.
- *2
- 写真の看板に書いてあることと,対応が全く違うことは,あとから,その看板そのものでもっとはっきりすることになる.その写真の看板であるが,命令口調で訴えても効果はゼロであることが理解できないのか?

