3月の公演以来,今年二度目のイッセー尾形のひとり芝居.7ケ月ぶりでしたが,夏に映画「太陽」を観たので久しぶりという気がしませんでした.
いつも会場として使っているテレピアホールは改装中ということで,今回は,上社の駅ビルに入っている名東文化小劇場での公演でした.地下鉄 東山線に乗って約20分上社駅で降りて少し行くと,いつもの中年サラリーマンが頭を下げてのお出迎え.
いつも通り,ツバ飛びまくりの迫力満点の臨場感でした.楽しいひとときを過ごすことができました.演目は,以下の通り.
- (1)
- 修学旅行で京都に来た広島の高校男子
- (2)
- 就職説明会で説明にあたる神経質な男
- (3)
- 日記&ブログをする男の野焼き計画
- (4)
- 中年サラリーマンが車の故障で田舎のガソリンスタンドに足止め
- (5)
- ピザ配達の若者,客先でもめる
- (6)
- 元中華料理屋の解体屋が中華料理屋で身の上話
- (7)
- 早朝コンサートを開くフォークおじさん
- (8)
チェロ奏者の中年女性,幼稚園の公演前に”義経と弁慶”を独演
会場のアンケートに感想として書いたのですが,最後の(7)(8)は,ギター,チェロという楽器を演奏しながらの芝居で,楽器を使った芝居の時は,イッセー尾形その人が出てるというか,”素”が入ってるように感じました.なぜかそう感じただけなので,どこが?と言われると答えられないのですけど.もしかして,楽器の演奏と芝居の両方に力を注ぐことによって,楽器を使わない芝居と違った緊張感があって,それを感じたかもしれませんね.そうなると,”素”が出てるというのは,少し違うかなあ.まあでも,それが違う意味での面白みを感じさせてくれてたのは確かです.
全演目が終了した後の挨拶では,今回は25周年ということ,はじめての地方公演が名古屋だったこと,映画「太陽」も上映に真っ先に手を挙げたのが名古屋の劇場だったことなどと一緒に,”名古屋の客の反応が嬉しい”と話してくれてました.お世辞の部分もあるのでしょうけど,観客の立場でもそれは感じてますね.観客のレスポンスがよくて,的確な上に,観客が心から楽しんでいるのが伝わってくるのです.
昔からロックのライブには,ライブハウスからコンサート会場まで様々行きましたが,自分も含め,名古屋の客はノリがいまいちだよなあというのが,正直なところです.それがイッセー尾形の公演になると,こうも違ってくるとは.まあ,保守的でおとなしいと言われる名古屋人の素直な感情が,イッセー尾形とスタッフのうまい雰囲気造りによって引き出されているという部分も大きいのでしょうね.
公演の後は,グッズを買った人への即興のサイン会が会場のフロアではじまりました.こんな感じです.
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