通勤用バイクで使っているサイクロメーターは,写真のスペシャライズドの TURBO ELITE.
先日,表示されなくなってしまったのでバッテリー切れだろうと,後蓋を開けて交換しようとしたのです.そうしたら,小さい+ネジ(アメリカ流ならPhillips)4ヶ所で止めてあって,ありがちなことに,そのうち一つをペロリとなめてしまった.メガネ用の精密ドライバーを使ったのだけど,雨の中も走っているし,固着していたのでしょう.設計が悪いと言っても,あとの祭り.
一瞬,「このネジのために,本体を買わないといけないのでは?」という考えが,チラリとよぎりましたね.
こういう場合,最終手段としてはグラインダーで頭を擦るしかないのだけど,それだと抑え蓋も一緒に削ってしまうのは避けられないのですよね.どうしたものかと思案していたのだけど,ダメ元で細いドリルを使って上から削ったら,意外にも切粉が出てきて,うまくいきそう.あまり硬くなくて助かった.
この写真は,舐めたネジの頭をドリルで削って,蓋をはずしたところです.このあと,電池を替え,とりあえず3本のネジで蓋をしました.
でも,一ヶ所ないと気持ちがよろしくない.3本で抑えているとはいえ,水が侵入する可能性が大きくなるし.
ネジの寸法をノギスで測ってみると,ネジの所は,径1.4mm長さ3mmでサラ径は2.5mmくらい.もしやと思い,JISの規格を調べてみると,精密機器用十字付き小ネジ(0番小ネジ)というのに,同じサイズのものがある.スペシャなのでてっきりINCHだろうと思っていたのだが,METRICかもしれないなあと.それならと,ネットで探したら WILCO で扱っているのを見つけ,早速注文.まあ,仮にINCHネジだったとしても,このくらい小さいサイズなら,多少ピッチが違っていても嵌るだろうという希望的観測である.数日後,届いたネジはまさにピッタリ.METRICだったようだ.そういえば,MADE IN TAIWANと書いてあるけど,それも関係あるのかもしれないな.
タマをナメちゃった時は、金属補修用
のクイックスチールみたいなのを練ってつぶれた螺子のアタマを埋めて、で、直ぐにドライバーでグサリとプラスの型をつけてやるんですよ。あとは固まるのを待って、から普通に回すと案外それで螺子のアタマとして復活したりしますヨ。
でも「そのためにわざわざクイックスチールを買うのか!」と言われてしまえば「…」なんですケドね。トホホ。
パテですか.そういう方法もあるんですね.勉強になりました.長いことエンジニアやってますが,そういう方法はやったことはなかったです.現場では,皿ビスでもほとんとキャップスクリュー(六角穴)なので,エキストラクターで取れる場合が多かったので,皿の+ネジは経験がなかったので少し困りましたねえ.