まるで配管が作る繭で守られたように.その建造物のぐるりを縦横無尽に配管が這っている.配管はその一本一本がそれぞれの機能を持ち,無駄なものはない.そう,そのグロテスクともとれる外観には,機能的な完全性を備えているのである.それが観る者を惹きつける.
境川浄化センター.下水処理施設.
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でも配管工の人に聞いたりすると、どこを通すかでたまに揉めたりすることもあるのだそうで配管自体にムダはなくともルート取りにはあるいは…こともあるかもしれません(笑)。
確かに,入口と出口ははっきり決まってるでしょうが,その間どこを通すかは,決まっているようで決まっていない場所もあるのでしょうね.基本的には,配管レイアウトの設計で決まるのでしょうけど,設計がうまくなかったりすると,現場でフォローするという職人芸の世界かもしれませんね.
同じように規則的に配列されたものの中にも錆びかたとかちょっと違いがあったり。
工場とかは全く無機質であるけれど、ちゃんと考えられて構造されているので、ちょっとした美しさもあるように思っちゃいますね。
機能美という面と他にはない目的の建物の特殊性という面があると思います.
こういう写真を見るに付け,大友克洋のマンガ(例えば,アキラさんと同じタイトルとか)を連想します.ある種,メカ好きに通じる部分があって,男の子の世界ですね.