w/ = with
w/o = without
w/o = without
知ってしまえば,大したことはありません.ただこれだけのことです.
A.S.A.P.(as soon as possible)やa.k.a.(as known as)と同じく,省略形です.少し他と違うのは,ピリオドではなく,"/" が使われていること.
アメリカで働いていた時,機械設備のトラブルログをつけていたのですが,あるエンジニアのログの中に "w/o" と書かれていたのを見つけ,それが "without" の省略形だということを知りました.それをまねて,自分で勝手に "w/" を "with" の意味で使っていたのですが,それが通用するということを知ったのは,随分後になってからでした.
省略形としての "w/o" はよく使われていますが,それに対し,"w/" は使われる頻度はずっと少ないのです.これは勝手な推測ですが,はじめに "w/o" が使われだして,それが定着したあと,それならこれもありじゃない?という風に "w/" が使われだしたのではないでしょうか?
というのも,"with"は4文字しかありませので,省略して "w/" としても,2文字分しか恩恵にあずかれませんから.どう考えても,はじめから "w/" を積極的に使おうと考えるとは思えません.それから,冒頭に述べたように,通常省略する場合,ピリオドを使い "w." となるのが普通です."w/" のように,スラッシュを使う理由がありません.これらを考え合わせると,"w/" 後発説なのです.
さて,そんな "w/" ですが,よーく見ると手を上げてるように見えませんか?
- Related entries:
- 「はらはらゆー」の謎・・・"the hell"
英語はすべての文字をタイプしなければならないから、きっとこういう省略形が生まれるのかもしれませんね。
with or without youもヨシュア・トゥリーも好きです。
言われるように,アメリカはアルファベットをタイプしないといけないので書き言葉での省略形はいろいろありますね.反対に,日本では,話し言葉に省略形が沢山ありますね.それぞれの言語の特徴が出ていて興味深いですね.