昨日紹介した『かもめ食堂/ruokala lokki』を観た同じ日のこと---
ナディアパークに入っている「mont-bell」で買い物をした後,PARCO GALLERYで開催されていた『都会犬(。V・)/タカノ綾 ソロエキシビション』を観るためにPARCOに向いました.西館の入口前に来ると,ちょっとした人だかり.何かのイベントがあるような気配.案内の看板を見ると,あと少ししたら”少年ナイフ”の路上ライブがあるとのこと.これは観るしかないでしょうと待っていると,司会が出てきて,最近リリースになった少年ナイフのトリビュート・アルバム「A Tribute to Shonen Knife - Fork and Spoon」とライブ盤「Live in Osaka」の紹介.今回のライブはこれのプロモーションのためだったよう.
アルバムの紹介が終わると,少年ナイフの三人現われ,演奏開始.彼女達を生で観たのははじめてでしたが,さすがにアメリカでぶいぶい言わせてきただけのことはあります.鍛えられたタイトな演奏とキッチュな曲で,路上には,見事に少年ナイフ・ワールドが作り出されていました.演奏もとてもよかったのですが,彼女たちが本当に楽しそうに演奏していたことがよかったです.写真からもそれが伝わってきますよね?
その”少年ナイフ”で思い出すこと---
アメリカに住みはじめて,まず向った先は地元のCDストア.それは,品揃えを確認するため.印象は思っていた通り.まあ,タワレコやHMVのような感じでしたね.品揃えも予想したようなものだったのですが,一つ違っていたのは,”alternative”というジャンルがあったこと.今でこそ”オルタナティブ”といえばわかりますが,その当時はどういうジャンルを指すのか知りませんでした.並んでいるアーティストを見れば,メインストリームでないロックだろうということは察しがついたのですが.
その中に”Shonen knife”の名前もあったのです.仕切り板にバンド名がしっかりとプリントされていました.その時行ったのは,Indianapolisの郊外の片田舎にある普通のCDストアだったのですが,それだけでアメリカでの彼女たちの人気ぶりを思い知りました.その時見つけることのできた日本人は,彼女たちだけだったと記憶してます.
そして,その少しあとの話.当時MTVが上映を開始し,その過激なキャラでスゴイ人気だった『BEAVIS AND BUTT-HEAD』BEAVISがカウチに寝転んでリモコンでプロモーション・ビデオを次々とザッピングしながら気に入らないPVには悪態をつくというおきまりのシーン.その中で彼女たちの曲がかかったのです.彼の気に入らないPVは瞬間にザッピングされてしまうのですが,彼女たちの曲も例外ではなく,"Sucks!"という下品なつぶやきの刹那,一抹の寂しさを残してザッピングの彼方に消えてしまったのでした.
少年ナイフの路上ライブを観たあと,PARCO GALLERYで開催されていた『都会犬(。V・)/タカノ綾 ソロエキシビション』を観ました.以前から彼女の描くマンガちっくな女の子は好きです.今回展示されていたほとんどの作品はキャンバスにアクリルを使って描かれていたのですが,これが下書きの鉛筆の線が透けて見えてるくらい淡い色彩で,それが彼女の描く絵になんともいえない透明感を生んでいました.
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