
RICOH Caplio GX+DW-4
最近,コーヒーを飲むときは,きまってこの器を使っている.
昔,泉谷しげるが「動物と子供を使った映画は反則だ」というようなことを言っていたのを覚えているが,その通りであると思う.誰がどう扱っても対象そのものの特性で万人受けする.といっても,少し前に亀を登場させていた私が言える義理ではないが.
動物は邪心がないというか,自然が剥き出しのところが見ていて清清しい.こころが安らぐ.しかし,動物を素材にしたモノはあまり手にしてこなかった.理由は先に述べた通りである.
さて,この白磁器は,常滑市在住の陶芸家 吉川千賀子さんの「アニマルカップ」
ニ客とも同じようなデザインだが,多少形が違う.取っ手の動物の顔も片方は眉毛があって,もう片方はない.その乳白色と相まって,なんともほんわかした器である.動物を模した取っ手,これは取っ手と台座と両方の機能を併せ持っている.カップは,底面にあるニつの台座と取っ手の三点で支持される.
このカップ.動物に惹かれたのでもなく,そののほほんとした佇まいに惹かれて手に入れたのでもない.実は,友人宅でアニマルカップを使ってコーヒーを飲んだ所,これが本当に飲み易かったのである.その飲み易さが忘れられずに,最近になって手にいれた.
何が使い易いかというと,まず取っ手が大きく持ちやすいのがいい.普通,取っ手というとリング状になっていて穴に指を引っ掛けて持つが,これは親指と人指し指で挟んで持ち上げる.この感覚が新鮮で器の存在をドッシリと感じられ,コーヒーを飲んでるという気分になる.それから肉厚であるので,口にあてた感触がなんともいい.
私の自宅での定位置は,ソファ.といっても,ソファには座らない.ソファ前面に背中をもたれさせて,フローリングの床に敷いた大きなクッションの上に座る.いつのころからかそうなってしまった.PCを操作するときは,この格好でThinkpadを腿の上に載せて操作するのである.そんな時も,この器は,底に行くほど断面が小さくなっているので,あまり首を後ろに傾けなくても飲めるので重宝している.
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onlandさんからきました。
泉谷しげるに怒られるかもしれませんが
猫写真ばかり撮っています。
泉谷しげるさんの発言は
鋭い所をついていると思うので
反論の余地はありませんね。
吉川千賀子さんの器は持ってはいませんが
地元なのでギャラリーでよく見ました。
印象に残る器ですね。
確かに動物と子供を使うとそれだけで人を惹きつける力はありますね。経験上としては節足動物とかゴキブリも逆の意味で(「自分も嫌だ〜」)注目を集めますけれど(笑)
私はコーヒー好きな割に飲む器については適当ですが、アイスコーヒーの場合は基本的にグラスにしてるような気がします。中身を確認したいという心理があるからですかね…
サイト拝見しました.確かに猫の写真が沢山ありますねえ(^^)
しかし,その被写体の猫が動物という感じではなくて,静物のような存在感に感じます.それもあって,空気を感じる素敵な写真です.偉そうな物言いですが,こういう使い方なら泉谷しげるもうなづくような気がします.
川の果てさんもコーヒーがお好きなようですね.アイスコーヒーの場合は,グラスの方が涼しげでいいでしょうね.でも,豆も変えないといけないし,奥が深いですね.
先日,記事にも書いた友人(コーヒーマニア)がアイスコーヒー用ドリップセットを買ったのですが,薄まってしまってうまくいかなかったようです.