本当かどうかはわかりませんが,日本人は欧米人に比較しておとなしいので,コメントすることに積極的でなかったり,躊躇したりする傾向があり,コメント数が少ないというようなことを聞いたことがあります.2chの文化があるのだから,もっと縦横無人にコメントしたらいいのではないかと思います.それとも,”寄らば大樹の陰”で匿名がデフォルトな空間なら書込みができるけど,より個としての発言を要求されるblogでのコメントはできないのでしょうか.
blogを『家』に例えれば,コメントというのは『来訪者』,コメント入力欄はblogの『玄関』だと思うのです.ちなみに,トラックバックは『郵便物』で,トラックバックURLが『郵便受け』.
他のblogサービスのことはわかりませんが,seesaaでは,入力されたコメントは管理画面の”コメント一覧”という画面でわかるようになっています.ここでは,入力された内容と入力されたエントリーが時系列で表示されます.でも,この管理画面からはコメントを返すことができません.修正や削除などの編集はできても,新規コメントを作成はできないのです.
では誰かのコメントに対し返答をしようとする場合,どうするかというと,入力されたエントリーを表示させ,コメント欄から入力することになります.これしか方法がないのでそうするのですが,管理画面から抜け出しコメント欄に書き込む時は,いつも違和感を感じます.無防備な感覚.100%自分の支配下にあった領域をパンツ一丁で抜け出す感覚(笑) あるいは,自分んちなのに,一旦門の外に出て,自分んちの呼び鈴を鳴らすような,そんな感じなのです.
ということに気付いたのも,実はコメントの効用からなのです.いつも購読しているりょーちさんのりょーちの駄文と書評:Seesaa blogのロゴをクリックすると別ウィンドウで開く方法という記事の文章を読んで,コメントしたことからはじまっているのです.
seesaa blogの利用者の殆どは自分のサイトを編集する場合、自分のサイトを一度表示させてseesaa blogのリンクをクリックして記事を投稿するよーな場合が多いと(勝手に)思っているのだが、このリンクは消すことも編集することもできなさそうである。
entry posted by りょーちさん
こんにちは.力技ですねえ(笑)blogをするというのは,何かしらの情報を発信しようと思ってしていることのはずです.そして,情報発信しただけでガス抜きのように満足してしまう人はいるかもしれませんが,ほとんどの人は自分が発信した情報がどう思われているかは気になるはずです.そのためにアクセス解析を入れているのでしょう.したがって,毎日何百ものコメントを貰って読みきれないという人は別ですが,bloggerでコメントをもらって何も感じない人はいないはずです.コメントする深層的な理由は,そこにあります.
私は自分のサイトをあまり表示させませんね.いつも管理画面メインですね.表示させるのは,記事upやコード修正の時,それと,コメントを書き込む時だけですねえ.だから,常々,管理画面からコメントできるといいと思っているのですが(修正できるのに,何故できない?).
comment posted by yanz
文章を読んだり,写真を見たりした時に,ピンとくるものがあれば,躊躇なく書き込みます.躊躇なくと文章にすると,なんだかそこにワンステップあるようですが,ありません(笑) 反射的に書くと言ってもいいです.もちろん,そういうことだけではないです.ある文章を読んだ後に,湧きあがるものがあり,それは,”ふと”であったり,”ふつふつ”であったり,”次第に”であったりするのですが,後になってから書き込むということもあります.コメントする表層的な理由は,ここにあります.
コメント欄に文字を打ち込みながら,自分の意図したこととは別の方向に進んでしまうということもあります.思わぬところで隠し金を見つけたように,それは楽しいものです.
コメントすることによって,何かが見えてくることがあります.軽い気持ちで書き始めるのですが,なかなかまとまらないコメントに苦労しながら,語彙を探りながらしていて,これが書きたかったんだと気が付くのです.過去に,こういったことを経て記事につながったことがあります.その記事は,スポーツ・ジャーナリズムとは|オリンピック報道に苦言を呈すです.
これは,こちらも購読している川の果てさんの川の果ての更に果てに:トリノ五輪・中々勝てずでコメントしたことが発端となって書くことができたエントリーでした.そのいきさつは,先のエントリー スポーツ・ジャーナリズムとは|オリンピック報道に苦言を呈すに書いていますのでご覧ください.
そしてこの話は,この後も続きます.私の書いた記事に対し,川の果てさんが呼応してくれ,川の果ての更に果てに:スポーツジャーナリズムというものという記事をupされました.それを読んで以下のようにコメントしたのです.
私の記事にリアクションしていただき,恐縮です.こういうのがblogの醍醐味なんですね.このコメントを書いた後,先のスポーツ・ジャーナリズムとは|オリンピック報道に苦言を呈すの記事に,以下の補足を追加しました.
その国の民度と政治の熟度が密接に関係あるように,ジャーナリズムも同様に大衆に縛られているのはおっしゃる通りです.コインの表と裏なんですよね.だから,ある意味,ジャーナリズムを批判するのは,天ツバなんですよね(笑) 民間企業ということも合わせて,二律背反な部分は最初から持っているんですけど,大衆迎合面以外にハードコアな姿も必要なんではないかと.
また,フリーランス云々のくだりは,全くその通りだと思います.「Number」は,個人的にはスポーツ雑誌の中では,唯一ジャーナリズムと呼んでいい雑誌だと思うのですが(専門誌を除く),それをなし得ているのも,優秀なフリーランスライターの記事を多数掲載しているからですよね.
>日本人にも頑張ってもらいたいけど純粋に競技にも興味をもつ人間(おそらくyanzさんも)であれば、
全くその通りです.競馬でお金を稼ぐことには全く興味はないのですが,スポーツとして興味津々ですから(笑)
comment posted by yanz
こう言ってもらって嬉しい限りです.スポーツは自分でするのも,観るのも,記事を読むのも好きです.観戦したり,記事を購読してそれについて考えたり,というのは,自分が実際にするのとは全く違った知的な世界だと思います.なぜなら,スポーツ(競技)そのものにもですが,スポーツをする人々に興味があるのですから.これこそコメントの妙味だと思います.
- 関連エントリー:
- スポーツ・ジャーナリズムとは|オリンピック報道に苦言を呈す
- 関連リンク:Inspired by the following blogs.
- りょーちの駄文と書評:Seesaa blogのロゴをクリックすると別ウィンドウで開く方法(tb)
- 川の果ての更に果てに:トリノ五輪・中々勝てず (tb)
- 川の果ての更に果てに:スポーツジャーナリズムというもの (tb)
- 川の果ての更に果てに:トリノ五輪・中々勝てず (tb)
このエントリ確か21日にも一度アップされてましたよね。
たまたま来た時に見まして、「面白いな」と思ってコメントしようとしたところ、全然反映されないので「???」となっていたのです。
私も、どちらかといえば思うことあらばコメントする方です。
ただ、yanzさんと異なり、結構反射的にコメントすることもある方です。ただ、その場で即書くのではなく、少し前後のエントリなどを参照しつつ書いたりしますけれど。
「書き捨て」みたいコメントはあまりしたくないですね。結果的にそんなコメントをしてしまうケースもありますけれど…
あらら.金曜日にあげたのは,操作ミスでした(笑) 公開されてた時間は,ほんの少しだったんですけど.混乱させて申し訳なかったです.
川の果てさんのblogは,エントリーが多いのコメントのし甲斐があります(笑)それにしても,あんなに沢山書けるもんだと感心してます.またお邪魔しますね.
わたしの最近の経験からですが・・・、
コメントも内容によりけりで、そのブログ
を書いている人によって、受け入れられる
ものとそうでないものもあったり。
2chとかと同じようになっては困るからだと
思いますが、コメントを最初から受け付け
ない人もいますね。(そういうところが、
けっこう強烈なことを書きやすい傾向は
あるようには見えますが。)
(わたしの最近書いてましたコメントに
関したお話は、また少々特殊な例で、
はじめての人から前振りもなくご批判から
はじまってびっくりしたなんてことも
ありでしたが、基本的にはコメントで交流
深めていく方です。)
先日のRinさんの記事をみて,今回の文章を書こうと思ったのは確かですが,あんまり関係ない内容になってしまいました(笑)
個人的には「blog=家」論でいけば,玄関は閉ざしたくないと考えています(セキュリティ上の問題からそうする人もいますが,それは個人の自由でしょう).
それで,泥棒やウンコする犬なんかが来たりするかもしれませんが(笑),それもまたおかしです.
それから,自宅の庭で他人のケンカがはじまってもそれは仕方ないかと家主としては思います.家主としてハンドルはしますけどね.
他人の家でケンカを吹っかけられたらどうするか,うーん,そのときの雰囲気かなあ.へ理屈は立つほうですので(笑)というのは冗談ですが,以前そうゆう雰囲気になったことはあります.ただし,ケンカではなく,まっとうな建設的な議論でしたが.その時は,相手の方が”文章にすると信念の人みたいで本意でないんだけど・・”なことを書いていただいて,自分もそうだったので気が楽になったのを覚えています.確かに,限られたスペースで,かつ文章だけだと言葉足らずというか,議論が議論を助長するというか,信念の人のようになってしまうなあとその時思いました.
なんだか,この路線で書いた方がよかったかなあ.また書くネタができた気がします(笑) これもコメントの効用です.
他の方のBlogへのコメントは私も結構躊躇なくしてしまいますね。
管理者のコメントか閲覧者のコメントかという区別はBlogというものではあまり考慮されていないよーな気がしますね。
そのあたりは「自由度」があるのかなーとも思います。(というかあまり深く考えたことがないです・・・orz)
コメントについて思うことは、他のBlogにコメントした際、「どこに何をコメントしたっけ?」というのをかなり忘れているので自分のコメントを一元管理できたらいいなーとは思ったりします(全てのblogでtypepadで認証とかするよーになれば一元管理できそう?)
まだ未対応のBlogが多いですが、coCommentとかに対応するよーなCMSツールが沢山でてくるとよいかもしれませんね。
http://www.cocomment.com/
#私のBlogでは現在コメント機能が正常に
#動作していないのでちょっと鬱です・・・orz
コメントの管理はしたいですね.どこでコメントしたかはわかるように,フィードリーダーで記事をクリップしてはいるんですが,内容までは覚えきれないです.
そのcoCommentですが,以前トライしたのですが,seesaaではうまく機能させられませんでした.りょーちさんなら簡単にやってくれそうなんですが・・・
コメント機能がまだ調子わるいのですか?seesaaがスパム対策してからですか?ここは問題なさそうです.といっても,HTMLをいじっているのでスパム対策適用外みたいですが(りょーちさんもそうですよね?).
私も気軽にコメントする方ですし、自ブログにコメントをいただくのはとても嬉しいですし。そんな楽しいやりとりを邪魔するコメントスパムは憎たらしいし。
文字だけのやりとりから広がっていく人間関係もステキだし、楽しいです。こんな具合でcococに登録する新規ブログが増えていきます。
このblogのタイトルにも使っていますが,”路”という字にとても惹かれます.ですので,とても素敵な名前だなあと思いました.
コメントというのはblogの代表的な機能でこれでコミュニケーションが広がって行くのを感じます.
コメントspamは,CAPTCHAを機能させたら随分マシにはなりましたが,自分でも入力しないといけないのは,なんだかなあという感じです(^^)
こちらこそ,フィードリーダーに登録させてもらいました.宜しくです.
昨日のエントリー見て下さい。偶然見つけたカルガモ親子をビデオで撮りました。
カルガモ親子のビデオ観ましたよ.なんとも健気ですね.それにしても,近くに池でもあるのでしょうかね.今度,亀のエントリーを載せますのでお楽しみに.