今回は,そういった勧誘電話の撃退法をレクチャーします.
金儲けには全く関心がないので断りたいのですが,敵もさる者(といっても,去ってくれませんが),相手もその手のプロで手馴れたものでしつこくて,手ごわい.
今考えるとそんなことしてもと思うのですが,今までは,如何に金儲けが嫌いか,ということを切々と説明していました.そんなに儲かるなら自分でやったらいいだろうと言ったりもしますが,ノラリクラリとしたやりとりが続くだけです.向こうも仕事なので会話をどれだけ引き伸ばせるかに必死なんですね.
大抵はこちらがシビレを切らして「今,会議中で忙しいんです.切りますよ.いいですか?」と相手の返答を待たずにガチャン!してました.あまりにしつこい時は,ケンカになったりする時もありました.どちらにしても,切ったこちらがいい気分ではないのは確かです.
会社の同僚で,他の人に勧誘電話が掛かって来た場合に,呼び出すと言って保留にしてそのままにして,しばらく待ってから,「呼んだのだけど,出ませんねえ」と言って断るという”兵糧攻め戦法”を使っている者もいます.随分,大人な対応です.でも,待つ時間が無駄ですし,このケースでは,「それなら今から言う電話番号に掛けてくれるよう伝言してください」と要求される場合が多いです.この対処方法については,相手にダメージが与えられないこと,この会社は呼ぶまではしてくれると思われ,また掛かってくるかもしれないという点であまり気が進みません.
では,どうしたらいいか?ポイントは,二つ.
●1 | 勧誘する側も会社組織の中で動いています.上司もいるでしょう.組織とはどういうものか?上司部下の関係というのをよく理解しています.だから,本人と話せない正当な理由があれば,すんなり引き下がるのです |
●2 | 彼らは自分たちが強引な勧誘をしていることをよく自覚しています.だから,それを逆手にとればいいのです |
それでは,大人の方法をお教えしましょう.今のところ,成功率100%です.もちろん,電話を切った後もスッキリ,爽快です.
それは,ズバリ,自分の秘書になることです.あなたに取り継ぐ秘書役になるのです.男の秘書はおかしい?では,自分の部下でもいいです.
そして,あなたの秘書あるいは部下である”あなた”は,上司のあなたから「勧誘電話は取り継ぐな!」と指示されていると思ってください.これだけの状況設定でOKです.あとは,あなたが秘書あるいは部下になったつもりで応対すれば,万事うまくいきます.
ポイントは,最初のやりとりで決して自分から名前を名乗らないこと.電話を他の人から回してもらう場合は,どこから掛かって来たのかは教えてもらって,心当たりがなければ,作戦実行です.電話を自分で取る場合は,名前を名乗る前の最初の二,三言で掛けて来た相手が,勧誘なのかどうなのかを判断してください.いずれにせよ,最初の出だしが重要です.
先日も勧誘電話が掛かってきました.以下は,勧誘マンとの会話(実話)です.
私 | 「はい.お電話代わりました」 |
男 | 「もしもし,○○さん(私の名前)でしょうか?」 |
私 | 「いいえ,違います.用件は何ですか?」 |
男 | 「ええと,○○さんはいらっしゃいますでしょうか?」 |
私 | 「ええ,おりますが,どういったご用件だったでしょうか?」 |
男 | 「直接○○様に挨拶がしたいので代わっていただけないでしょうか?」 |
私 | 「挨拶ですか?何の挨拶でしょうか?」 |
男 | 「個人的な話なんですが」 |
私 | 「用件を教えてください.本人から『取り継ぐときは,用件を訊くように』と言われてますので...」 |
男 | 「そうですか.そういうことでしたら,個人的な話なので携帯電話の方に掛けます」(ガチャッ) |
それから,ずっと待っていたのですが,いまだに携帯に電話はかかってきません(笑)
だって電話番号知ってるはずないですからね(爆)
実例をもう一つ.これは数日前に掛かってきた電話です.今度は女性です.
私 | 「はい.お電話代わりました」 |
女 | 「もしもし,私,□□の△△と申します.以前にも一度,今回と同じように,投資信託のお話を差し上げたことがあるのですが,それから担当が私に変わりまして,引継ぎの意味で電話を差し上げました」 |
私 | 「ええと,私,○○じゃないんですよね」 |
女 | 「ええー.そうなんですかあ?(語尾上げ)」 |
私 | 「ええ,○○の方から『こういった関係の電話は取り継ぐな』と言われてまして..」 |
女 | 「そうなんですかあ?(語尾上げ)それでは,仕方ないですね.では,失礼しました」(ガチャン) |
もうちょっと,粘ってくれないと張り合いがありません(笑)
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なるほど〜、そういう方法がありましたか。私のところにもかなりこの手の電話がかかってきて迷惑していますので、今度やってみようかと思います。
以前、某宗教関係の方が職場へ来たときのやり取りが1番楽しかったです。
ああ言えばこう言う・・・が永遠(爆)
興味深く拝見いたしました。
私のところにも「マンションを購入してみては?」というお誘いなどの電話が多々掛かってきます。(どこから調べるのか・・・)
私の撃退方法は「FAXに転送する」というものです。何度電話が掛かってきても”機械的に”「少々お待ち下さい」の後にFAXに転送です。
向こうの電話では「ガー、ピー」といっていると思いますが繰り返すことで掛かってこなくなってきます。
こちらも成功率(?)ほぼ100%です(^^;
ご参考まで。
FAXへの切り替えは,有効な手段かもしれないですね.メモしておきます.会社でも,相手のFAX番号間違いで,電話を取ると”ピーヒャララー”というのが時々ありますが,あれは,再送で何度も掛かってくるのでキツイです.それを逆手に取る作戦ですね.といっても,自宅はFAX付きの電話機じゃないので難しいですけどね(笑)
私が勤めている会社にも勧誘電話が毎日2,3本は掛かってくるのですが、切り出し方で勧誘電話で分かるようになりましたです。
そういう相手には電話を取り次ぐ前に用件の確認し、勧誘であれば「そういうお話はお断りしております。」とそっけなく答えております。
『「取り次ぐな」と言われている』という返しも良いですね。今度使ってみようかと思います。