
ELVIS COSTELLO/エルヴィス・コステロは,フェイバリット・アーティストの一人です.たぶん,はじめて聴いた時から.
ELVIS COSTELLOを最初に聞いたのは,忘れもしない高校2年の時.当時,名古屋の笹島にあったタワーレコードで購入した「GET HAPPY!!/Elvis Costello & the Attractions」が最初の出会いだった.新譜でなかったアルバムを購入した直接の理由は忘れてしまったが,自分にとってのCOSTELLOというのは,少し尖がった通好みのロック・アーティストという印象だった.すごく気になっているけれど,遠巻きに見ているといった感じ.そのCOSTELLOのレコードをはじめて買うという行為にちょっと背伸びしている,と感じてたように記憶している.
ジャケット裏の曲名リストの収録曲数(20曲)を見てどうなってるのだろうと疑問に思いながら(笑),ターン・テーブルに載せたのですが,素晴らしい曲のオンパレード.このアルバムは,今でもALL TIMEのベスト10にランクインしてます.特に,「New Amsterdam」からA面ラスト「Hi Fedelity」のイントロに続く部分は至福の瞬間.いまでもトリハダが立ちます.
その当時,今のように輸入盤というものが一般的でなく,タワー・レコードも国内に数点あるだけだったと記憶している.当時の自分にとって,タワー・レコードに行くのは,新たなレコード盤との出会いを意味しており,ワクワクする冒険であった.メディアがCDにとって代わられてしまった今となっては,国内盤も輸入盤も代わりない.しかし,当時はレコード盤全盛であり,タワー・レコードの扉をくぐると,輸入盤独特の紙とインクの匂いがしたものである.少年にとっては,それが大層刺激的だったのは言うまでもない.
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さて,2004年発売のこの作品は,ライブ盤やコラボレーションを除くと,COSTELLOの今の所の最新作である.前作「North」からわずか1年でリリースされた新作.前作はしっとりとしたジャジーなバラード集だったが,今回はバンド”THE IMPOSTERS”を従えてのサウンドとなっており,いつも通りのコステロが聴ける.「King of America」や「Almost blue」あたりのテイストと言ったらいいだろうか.メンフィスやミシシッピ州で録音されたという通り,カントリー調あり,ブルース調あり.アメリカン・ルーツ・ミュージック寄りの選曲となっている.といっても,「smile」「she」など彼のバラードを期待している方にも,聞き惚れるバラードが収録されているのでご安心を.
ニック・ロウは今でも良く聴いてます!
最近のもいいですよ-。
ニックロウいいですね.ベタですが,「cruel to be kind」は楽曲ベスト10にランクインしつづけています.
そうそう.かなり以前の話ですが,大阪の御堂筋にあるクワトロでニックロウのライブを見たことがります.仕事の関係で極上ライブの最後の部分しか聴けなくて,悔しい思いをしました.