ここが水源地なので,国道一号線の反対側には,川はありません.不思議な感覚ですね.公園内には,「湧き間」と呼ばれる湧水を観察できるスポットが何箇所かありました.
伏流水が川底の砂を舞い上げながら湧き出ています.近くに小魚もいました.光の関係か,川底が所々微妙なエメラルドグリーンになっており神秘的でした.
水源地は国道一号線のすぐ脇にあり,川は国道一号線から垂直に南方向へ流れています.水源地からこのような豊かな川が始まっています.この写真の背中側には川はありません.富士山の伏流水がいかに豊かがわかります.
途中水が飲めるような場所があったので試飲しましたが,外気温が低かったにもかかわらず,それほど冷たくなく口当たりもマイルドでした.
ここで地元民である隊長から聞いた話.これだけ素晴らしい柿田川ですが,清水町は,町内にある水源地の権利を沼津市に売ってしまったということです.何の権利かは詳しくしりませんが,財政難などそれなりの理由はあったのしょうが,今となってはブーイングしかないでしょう.
静岡県のサイクリングルートを紹介した書籍に,この柿田川周辺のルートが掲載されていたのを見たことがあります.歴史ある三島市とからめて,柿田川巡りのサイクリングも行ってみたいです.
この日は寒波で気温は低く,富士山には一日中雲がかかって見えませんでした.しかし,帰る頃になって見ることができました.写真は三島駅から撮ったものです.夕方の優しい光が雪に反射して,凛々しく見事ですね.思わず,パンパンと拍手を打ちたくなります(笑)ここまで冠雪するのも珍しいということでした.
追記(2006-02-07)
JJさんより,「柿田川、わずかな距離なのに一級河川なんですね。なんだか、許認可の匂いが…」というコメントを頂戴しました.実は,私も最初に柿田川にかかった一級河川という看板をみて一級河川なの?と口に出してしまったのです(笑)そこで一級河川について調べました.
一級河川とは「国土保全上又は国民経済上特に重要な水系で政令で指定したもの(いわゆる一級水系)に係る河川で国土交通大臣が指定したもの」をいいます(河川法第4条第1項).一級河川の支流は全て一級河川に指定されているので,その支流がどんなに細く短くても一級河川になる.柿田川は一級水系狩野川の支流であり,日本最短の一級河川とのことです.
私は、生まれて育ったのは半島ですが、両親が静岡県出身で、本籍は静岡県です。
今度、船舶免許の更新があるのですが、書類を揃えていてあらためて本籍を自覚しました。
柿田川、わずかな距離なのに一級河川なんですね。なんだか、許認可の匂いが…
清水町出身の隊長であれば、これからは、清水の親分と呼ばないといかんですね♪
私は、昨日の朝と今日の夕方、近くを通過しましたが、富士山は、雲の中で確認できませんでした。
隊長の件は今度お会いした時にでもじっくりと(笑)
また東京ですか?雪は大丈夫でしたか?それにしても,このところ連チャンの様子ですね.清水の次郎長ですか?惜しい!清水違いですね(笑)
追記したように,狩野川(かのがわ)の支流ということで自動的に一級河川となるようです.勉強になりました(笑)
JJさんは本籍が静岡県なんですね.私の母方の実家も静岡の大井川町なんです.長い休みになると遊びにいったものです.蚊帳とかあったりして楽しかったですねえ.