といっても,使い勝手は使う内容や頻度に大きく左右されると思うので,前提としている私の使用内容について記しておきたい.これについては,以前の記事にも書いたが,基本的に使用頻度は少ない.通話は必要に迫られた場合だけに使い,使わない日が多い.おもに使うのはeメールであるのだが,これとて受信したメールの閲覧がほとんどで,送信するのは自宅へ帰るメールをする時くらい.ただ,これは毎日しているが,あて先は決まっているので以前受信したメールを本文だけ編集して(タイトルは変えない)返信で済ませることがほとんどであり,新規作成することは多くない.あとは暇な時に,Webブラウジングをするくらい.
そういう使い方をするという前提の中での評価になるが,ケータイに限らず,モノのUIとして普遍的に必要な要素というのは何だろうかと考えたときに,真っ先に思い浮かぶのは,欲するものに如何に”効率”よく辿り着けるかではないだろうか.もちろん,効率だけが重要なのではなく,その過程に”楽しむ”とか”ワクワクする”とかいう官能に訴える要素や確実性や安全性といった要素が求められる場合もあるだろう.例えば,クルマのクラッチレバーはカチッと決まって欲しいものだし,いろいろなところに設置されている非常ボタンなどは,簡単に押したり,アクセスできないようにカバーされていたり,引っ込んでいたりする.これらには,明らかに”効率”というだけではない要素が組み入れられている.
read more-->