冬将軍という方が尋ねてこられた様子.あんまり面識はないのですが,比較的な温暖なこの地方でも昨日,大晦日の今日と強風が吹き荒れています.ということで,昨日は久しぶりに強風吹きすさぶ半島を走って来ました.
さて,冬休みに入ってテレビを見る機会が増えました.というのも,NHK(特にNHK-BS)で今年放映された番組をアーカイブ的にこれでもかと連続して放映しているからです.それもスポーツや旅関係のものが多いので目が離せません.嬉しい悲鳴です.
そんな流れなのでしょうか,自転車を取り上げた番組も何本か放映されていました.中でも俳優二人組みが東京から盛岡までツーリングに行く道中記や自転車社会についてのシンポジウムが放映されていて,思わず釘付けになってしまいました.これだからザッピングはやめられません.今までNHKでは(民放地上波ではもっとですが)ロードレースやスプリント世界選手権などのスポーツ以外で自転車にまつわる番組をあまり観た事がなったのでとてもワクワクしました.
話は変わりますが,先日,自転車関連のニュースが流れました.
自転車運転のルールづくりを進めていた警察庁の有識者懇談会(座長・吉田章筑波大教授)は27日、走行中の携帯電話、ヘッドホンステレオの使用禁止、保護者が幼児を乗せる際はヘルメット着用を義務付けることなどを盛り込んだ報告書をまとめた。
報告を受け、警察庁は年度内にも自転車運転のマナーなどを定めた「交通の方法に関する教則」(国家公安委員会告示)を改正する方針。
有識者懇談会は、改正道交法で車道通行が原則とされる自転車の歩道通行が一部認められたことを受け検討に着手。報告書では「自転車は車両であり、車道通行が原則であることを教則で明示した上で、車道などの通行方法や歩道を通行できるケースを規定すべきだ」と指摘した。
運転中に禁止、注意すべき事項として、携帯電話やヘッドホンステレオ使用のほか、歩道でむやみにベルを鳴らさないことや、雨天の場合は傘ではなく、雨がっぱを着用することなどを挙げた。
自転車が歩道通行できるのは、道路工事や駐車車両などのため車道通行が困難な場合のほか、自動車の交通量が多く、接触の危険がある場合とした。
その上で、歩道では徐行し、警察官の指示があったり、歩行者の安全を損なう恐れがある場合は、自転車を押して歩くなどとした。
携帯、ヘッドホンは禁止 自転車の運転で新ルール - MSN産経ニュース
というものでした.有識者懇談会ですか.まだこんなことをやっていたのかという思いが半分あるのですが,内容は至って真っ当です.問題は,警察庁がこれをどう活かすかということです.前回の道交法改正の時の前科もあるだけに,展開は見守っていく必要があります.提言をそのまま素直に受け取って,対策に繋げられることを希望したいです.それから,道路や関連インフラを敷設する国土交通省や地方自治体とも全く連携が取れていないのも気がかりなところです.
といっても,自転車で感じる季節のうつろいであげたNHKラジオも,先ほど述べた自転車をテーマにしたNHK-BS番組でもそうですが,この一年間で自転車に対する関心が高まってきているのはとても感じます.いまのところは,それに対するインフラや法の整備が遅れをとってますが,来年はもっと気持ちよく,ストレスを感じないで走れる道路環境になることを期待しています.
それでは,よいお年を.よい自転車ライフを.read more-->