最近は,遅い時間に家を出るのがすっかり定着してしまった.遅い時間といっても文字通りではなく,通勤以外に余裕がないという意味である.
夏の間は,早起きして堤防を自転車で走るのを日課にしていたのであるが,寒くなるにつれて走る余裕もない時間に出勤するのが,常になってしまっている.寒くなると外に出る気がしないというのもあるし,なぜだか布団からも抜け出せず,早起きができなくなる.早起きしても外が暗いというのも理由の一つである.
そう言いつつも,冬至を過ぎた最近は,日の出の時間が早くなるに従って,帳があける時間も随分早くなってきている.起床時間(6:30少し前)あたりには既に明るくなりはじめていて,出勤する時にはすっかり明るくなっている.そして,天気のよい日には,丁度まばゆいくらいの朝日が射す中,自転車を走らせることになる.頬にあたる風が冷たくても,心地よい.そんな日は得した気分になる.
そんな今日この頃なのであるが,日照時間の変化を体が感じ取ったのであろうか(まるで電照菊のように),自然と少しずつ早起きするようになってきた.そしてそれに伴い,出勤時間も少し早くなってきている.早くなったと言っても,15分程度なのであるが,それだけでも通勤以外に使える余裕時間としては,結構あるように感じるから不思議だ.そうした余裕があると,道すがら,公園を整備中の現場の脇に自転車を停めてバッグからカメラを取り出してみたり,堤防にあがって,補強の工事現場を見たり,自転車を走らせてみたりしたくなる.気分的にも余裕ができ,前向きになれるのもいい.
三文の得とはよくいったものである.read more-->