前回「道路交通法改正試案」に対するパブリックコメント #2 の続き.
パブリックコメントで果たして法案改悪を止められるのかということが心配です.というのも,パブリックコメントのはっきりした位置付けやどのように反映されるのかといったことが,はっきりとはわからないからです.
ただし,これまでの経緯を考えると,警察庁官僚たちが予め,勝手に落としどころを決めているともとれる試案なので,なお更,パブリックコメントがどれだけ意味を持つのか疑問に思えます.しかしそれでも,3(1)項(こちらに引用)については,どう考えても圧倒的多数の反対コメントが寄せられるのでしょう.賛成を寄せるとすれば,車道をチョロチョロと走る自転車を目の仇にしているドライバーたちくらいでしょうが,あまりマスコミでPRされてきていないので,彼らがこの試案について興味を持つチャンスは少ないはずです.だから賛成意見は微々たる数しか寄せられないのじゃないでしょうか? そうなった時に,例えパブリックコメントに拘束力がなかったとしても,さすがにこれを無視して,そのまま法案化するのには,中古電子機器の販売を禁止して物議を醸し出したPSE法案の時と同じような事態になることは予測できるでしょうし,おいそれとは実行に移せないのではないでしょうか.そう思いたいですね.
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