「輪行」とは,目的地で自転車に乗るための手段として,自転車を袋に入れて,荷物として公共交通機関を使って運ぶこと.なお,自転車を収納する袋を「輪行袋」という.「トランポ」とは,”トランスポーテーション/transportation”の略で,自動車に自転車やバイクなどを積んで運ぶこと*1.ただし,上の引用での説明しているように,これだけでは全てを表現できていない.
「輪行」に対し,目的地まで自転車に乗って行くことを,「自走」と言います.自転車を乗ることが目的であるので,自転車乗りにとっては,「自走」が本来あるべき姿なのですが,目的地があまりにも遠い場合や時間に限りがある場合,あるいは,自転車では行けない場合(海外など)には,この「輪行」を使うことによって,飛躍的に自転車乗りの行動範囲は広がります.「輪行」が”魔法のジュータン”と呼ばれる所以はここにあります.
なお,公共交通機関を除く自動車で運ぶ場合は「トランポ(トランスポーテーションの略)」と呼びます.
- *1
- "transportation"の意味は,輸送とか輸送機関のことであるが,運搬の意味も含まれている
つまり,
「トランポ」とは,目的地で自転車に乗るための手段として,自動車に自転車やバイクなどを積んで運ぶこと.なお,いくら「輪行袋」に詰めたといっても,車で運んだらトランポといい,輪行とは呼ばない.
自転車そのものが移動手段である以上,できる限り目的地までは自走で行きたいというのが自転車乗りの意気というものなのだが,時間的,距離的,体力な制約などで,いつもそれができるとは限らない.そういう場合に,自転車を輪行あるいはトランポでしかるべき場所まで運び,そこから自転車に乗るということをするのである.
前置きが長くなったが,今回はトランポ事情を紹介しようというのが,そもそもの狙い.
まずは,先週末の 紅葉ポタ でのトランポ事情.この時は,RVのわりにラッゲージスペースが狭いホンダHRVに,ロードレーサーとクロスバイクを積載.
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